光月おでんとその家臣赤鞘九人男はカイドウとの戦いに敗れ、花の都に投獄されました。
そしてその刑は「釜茹での刑」です。
煮えたぎる油の中に入れられたが最後一瞬で死んでしまいます。
しかし、赤鞘九人男は20年後のワノ国でも生きているのです。
一体どのような理由がその事実に隠されているのでしょうか。
「釜茹での刑」とは?
釜茹での刑は一体どんな刑でしょうか。
大きな釜の中に熱せられた湯や油を用いることで、罪人を茹でることで死に至らしめる死刑の方法です。
釜茹で有名なのは、盗賊団石川五右衛門ですね。
日本だけではなく、中国やイギリスでも行われていた刑となります。
ぐつぐつ煮える釜に入れられて生きている人物はいないので、普通は大罪人に対して使われますね。
そう考えると、おでんも赤鞘九人男も一瞬で命が絶えてしまいます。
しかし、おでんは亡くなりましたが、錦えもんたちは生き続けているのです。
どうやったら釜茹での刑から生還できるのでしょうか。


赤鞘九人男が生きながらえた理由
赤鞘九人男が生きながらえた理由は何でしょうか。
それはおでんが家臣9人を守ったからです。
おでんはオロチとカイドウに対して、ある交渉をします。
それは、全員の誰かが一時間釜の中で耐えることが出来れば助けるということです。
そしておでんは釜の中に入った後、赤鞘九人男全員を板に乗せて背負ったのです。

ワンピース 第971話 96巻
普通であれば、おでんは煮えたぎる釜の油の中で亡くなるはずです。
しかし、おでんはその苦痛を耐え忍びます。
一体どんな体と精神をしていれば、死刑を耐えられるのでしょう。
一時間を耐えるのは、お風呂であってものぼせてしまいます。
おでんが釜茹での刑を我慢できたのは、必ずワノ国を開国しなければならないという使命感でしょう。
強い精神力でおでんは釜茹での刑を一時間乗り越えたのです。
しかし、それだけでオロチたちの手から逃れられたわけではありません。
オロチは銃殺の刑に変更したと言い、おでんや赤鞘九人男たちに向かって撃ち放ちました。
そこでおでんは板ごと錦えもんらを遠くへ飛ばし、逃しました。
そしておでんは銃弾を撃たれ、釜の中に沈むのです。
おでん一人の力によって、9人全員が救われたということですね。
主君が家臣を守り、そしてワノ国を託す姿はまさに一国の将軍のようです。
オロチよりも将軍としての器の大きさに惚れてしまいますね。


まとめ
以上、釜茹での刑となった赤鞘九人男が生きながらえた理由について考察しました。
釜茹での刑をおでん一人で我慢し、開国の夢を家臣に託したのです。
自分の命でさえ投げうって、信頼する者へ自分の希望を託すことはそう簡単には出来ません。
主君の夢を任された錦えもんたちは必ずやり遂げ、ワノ国を元の自然豊かな国へ戻してくれるでしょう。