カームベルトの現在と謎について考えてみる【ワンピース考察】

今回のテーマは偉大なる航路(グランドライン)にある「凪の海域(カームベルト)」がテーマです。

まるでグランドラインを守るかのように存在するカームベルトですが、現在はどうなっているのでしょうか、またネットでささやかれているカームベルトの謎についても調べてみました。

目次

カームベルトとは?

ぷに助
 巨大海王類の巣窟なんだよね? 
ぱちぇこ
 風がないから航海するのも辛いね。 

ワンピース 12巻 第101話

 

凪の海域(カームベルト)とは、ワンピースの世界に存在する「風が全く吹かない海域」のことです。グランドラインは、この2本の海域に挟まれて存在しています。

このカームベルトは超巨大海王類の巣窟となっており、カームベルトに入ると航海が厳しくなる「無風」そして「超巨大海王類との遭遇」に悩まされることとなります。

海王類は物語の序盤にも登場したように、どこの海域にも存在するようです。しかし、それらはたかだか10m~ほどの大きさです。それに対しこの超巨大海王類は数百m以上の大きさとなっており、かなりの差となっています。

このカームベルトの存在が結果的に、グランドラインへの侵入、いわゆる横入り的なルートを阻害しており、グランドライン制覇を目指すものたちは基本的に同じルートを通ることとなります。

カームベルトの現在は?

ぷに助
 最近はあまりカームベルトは登場しないね。 
ぱちぇこ
 う~ん気になるとしたらポセイドンとの関係? 

最近はワノ国編、世界会議編と麦わらの一味周辺やそのほかのキャラクターも航海している様子が描かれていません。そのため、カームベルトの現在については特に新しい情報はないようです。

あえて挙げるとしたら、魚人島編でしらほし姫が古代兵器ポセイドンだと判明し、海王類たちとコミュニケーションが取れたということぐらいでしょうか。

ワンピース 66巻 第647話

 

人魚や一部の魚人は魚や海洋生物とコミュニケーションが取れることがわかっていましたが、海王類とコミュニケーションがとれるのはポセイドンであるしらほし姫だけということがわかりました。

つまり、海王類はそのほかの魚・海洋生物とは異なる存在である可能性があります。

また、魚人島の超巨大海王類たちは、しらほし姫と同等に会話ができる高い知能を有しており、しらほし姫を王だと述べています。それはしらほし姫に遭遇した「彼等」に限定したものという可能性もありますが、恐らくは「全海王類においての王」という意味ではないでしょうか。

そのため、しらほし姫はカームベルトに住む超巨大海王類ともコミュニケーションがとれる可能性があります。

カームベルトの謎とは?

ぷに助
 インペルダウンはカームベルトにあったよね? 
ぱちぇこ
 海軍は出入りどうしているんだろう。 

1.カームベルトを出入りする者はいるのか

カームベルトを出入りし、なぜ出入りできるかわかっている船が2つあります。

  1. 海軍の船
  2. ボア・ハンコックの船

海軍の船は、船底に「海楼石(かいろうせき)」を仕込んでいます。

ワンピース

 

海楼石は海のエネルギーを発しています。そのため、海に弱い悪魔の実の能力者への対抗措置としてだけではなく、船底に海楼石を仕込んでおくことで、海王類たちがその存在に気づかないとされています。

一方でボア・ハンコックは悪魔の実の能力者のため、海楼石を船底に仕込むわけにはいきません。そのようなことをすれば、自身の能力が使用できなくなります。

しかし、ボア・ハンコック率いる九蛇海賊団は、「遊蛇(ユダ)」という巨大な毒海蛇に船をひかせています。この毒海蛇を嫌って海王類は九蛇海賊団の船に近づこうとはしません。

ちなみに今気づいたのですが、ユダといえばキリスト教における「裏切り者」の代名詞です。王下七武海に属しながらもルフィら麦わらの一味に加担するハンコックを表した名前となっていますね。

 

2.その他に出入りしているのは?

海軍・ハンコックのほかにはシャンクスやミホークはグランドラインを無傷で頻繁に出入りしているようにみえます。とくにミホークはいかだのような簡易的な船でグランドラインからわざわざドン・クリークを追い、東の海(イーストブルー)までやってきました。

シャンクスやミホークはどのようにしてカームベルトを出入りしているのでしょうか。

また、離脱者においてもバラティエの船長ゼフも無傷でグランドラインから帰還しています。ゼフについてもその航海の内容が明らかとされていません。

異常なまでの覇王色によるもの、という説も考え付きましたが、ゼフは覇気を会得しているかもわかりません。3人は今のところ悪魔の実を有している様子をみせていませんから、船底に海楼石を仕込んでいる可能性はありますね

3.超巨大海王類が生息している理由

超巨大海王類がカームベルトを選んで生息している理由は3つ考えられます。

  1. 巨体がゆえ海流などに巻き込まれないことが好都合
  2. 食事に困らない
  3. グランドラインを侵入者から守る使命がある

ワンピース序盤のストーリーでは、海王類ですらノックアップストリームなどの海流に飲まれて苦しむ様子が描かれています。

ワンピース 23巻 第235話

 

海王類は巨体が故に海流の影響を受けやすいのではないでしょうか。

そのため、海流の影響が少ないカームベルトを好んでいる可能性があります。また、同じ理由で多くの魚や海洋生物も生息しているでしょうから、餌も恐らくは豊富でしょう。

そして読者の間で有力とされているのが「グランドラインを侵入者から守っている」という説です。これは、しらほし姫がポセイドンであり、しらほし姫と超巨大海王類がコミュニケーションがとれること、それら超巨大海王類が使命を持っていたことから想定されています。

なかには、海王類は各々の使命のために作られた人工生物なのではないかという意見もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ワンピースは地理的な要素のなかにも、物語における重要な意味を持っていそうですね。

カームベルトの謎について明らかになることはあるのでしょうか。

今後の展開が楽しみです。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる