乙骨憂太と祈本里香はどんな関係?呪術廻戦0の名シーンから二人の純愛を考察してみた

今年冬に公開される【呪術廻戦0】ですが、主人公である乙骨と里香はどんな関係でしょうか?

また、作中に「純愛だよ」というセリフがありますが、2人の間にある『純愛』とはいったいどんなものでしょうか?

今回は原作であるコミック【呪術廻戦0巻】より名シーンを振り返りながら考察していきます。

※この記事は劇場版【呪術廻戦0】のネタバレになる可能性がありますので、ご注意ください。

目次

二人の関係は?

乙骨憂太(おっこつゆうた)祈本里香(おりもとりか)は、「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」(以下「0巻」)に登場するキャラクターです。

本編でも活躍している乙骨と、作中で夏油傑に『呪いの女王』と呼ばれたほど強大な力を持つ里香の2人はいったいどんな関係なのでしょうか?

被呪者と特級過呪怨霊

呪術高専入学時のふたりの関係は、
被呪者(呪われる側)と特級過呪怨霊(呪う側)
です。

里香は11歳で交通事故により命を落としてしまいます。
そして死後、乙骨への強い愛情から特級過呪怨霊となり、とり憑くようになりました。

以来、乙骨をいじめるクラスメイトに対する報復や、乙骨の周りの女子(家族も含める)に対して過剰な敵意を持つなど、呪霊として凶悪な面を持つため、乙骨は里香の解呪を目的に呪術高専への転入を決意します。

里香の特級過呪怨霊としての力はすさまじく、0巻から1年後の【呪術廻戦】本編では京都校との交流戦について、真希とパンダが「里香の解呪前だったから乙骨の圧勝だった」と話すシーンがあり、里香の力が暴走すれば町一つが消えかねないほどと言われております。

ふたりの出会い

ふたりは元々幼なじみです。

里香は小学校入学2日前に父親と山で遭難し、里香だけが発見されました。
その時に検査入院した病院で、肺炎で入院していた乙骨と出会います。
以上のことから、2人の出会いは小学1年生(6~7歳)であることがわかります。
11歳の頃には結婚を約束するほど仲の良い関係でした。

しかしその後、乙骨の目の前で里香が交通事故により命を落としてしまうのです。

呪術者と怨霊

今まで乙骨は「里香の力によって怨霊になった」と考えておりました。
しかし、
実際はその逆だったのです。

里香の死を目の前にした乙骨は「死んじゃダメだ」と里香の死を拒否します。
結果、無意識に死亡した里香の魂を呪力によって、怨霊として現世に繋ぎとめたのです。

つまり、本当は、

呪う側→乙骨憂太
呪われた側→祈本里香

だったのです。

2人の「純愛」とは

乙骨の名シーンといえばもちろん、

「失礼だな、純愛だよ」

こちらでしょう!!!
乙骨と里香にある純愛の形はいったいどんなものなのか、考察してみました!

里香から乙骨への純愛

里香から乙骨へは、恋愛感情を持った「好き」でしょう。

理由は以下の点から挙げられます。

  • 「大人になったら結婚しよう」と言い出したのは里香からということ
  • 怨霊になっても、変わらず「憂太、好き」という強い感情があること
  • 怨霊として乙骨の周囲の女性に対して異常な敵対心(独占欲)を見せること

0巻の作者の中書きページによると、里香は子供のころから「自分の容姿に自覚的で、時折意図的に大人でさえ操るような言動が見られた」とあり、実年齢よりも大人びた少女であることがわかります。

また、両親を失った後、引き取った祖母からは「里香に両親が殺された」と思われており、親族間の仲は良好とは言えません。
つまり、乙骨に依存する感情が生まれやすい環境であったと考えられます。

これらの要因が合わさって、乙骨に対する強い恋愛感情が生まれたのでしょう。

また、解呪間際の里香が「6年間ずっと側にいられて幸せだった」と話すことから、死後も変わらず乙骨を大切に思っているのでしょう。

乙骨から里香への純愛

乙骨から里香に対して恋愛感情があったのかは、正直微妙なところです。

結婚の約束をした当時、同じ11歳だった乙骨は「結婚=ずっと一緒にいられる」程度の認識です。
この時点で里香に対する感情は恋愛感情まで発展していないでしょう。
また、死後に怨霊になった里香に対して、異性としての恋愛感情を抱けるかというと疑問なところです。

しかし、乙骨は「愛情」を力にしているキャラクターであることが作品を通して伺えます。
呪術師としての理念などはどうでもよく、「大切な人を傷つけられたから相手を倒す」という友愛、親愛などといったシンプルな愛情でどこまでも冷酷に強くなれます。

また、「死んじゃだめだ」「ずっと一緒にいよう」という強い感情によって、里香を特級過呪怨霊にしてしまっています。
もちろん乙骨の呪術師としての素質があったからですが、里香に対する愛情がそれだけ強かったから、というのも要因としてあるのではないでしょうか。
五条悟の「愛ほど歪んだ呪いはない」という理論の典型的タイプなのでしょう。

乙骨から里香に対する純愛の形は恋愛的とは言えませんが、

  • 里香に「愛してる」「一緒に逝こう」と己を生贄にする覚悟があること
  • 里香の解呪後も大事に指輪を持っていること

以上のことから里香に対する純粋で深い愛情があることが伺えます。

まとめ

今回の記事では、乙骨と里香の関係や純愛を考察してみました!

その結果、

二人の関係
→生前は幼馴染み、死後は呪術師と特級過呪怨霊という関係
→単に呪う、呪われるという関係ではなくお互いに対する強い愛情で結びついている

二人の純愛
→里香から乙骨へは恋愛感情
→乙骨から里香へは恋愛とは違う感情
→ただし、「ずっと一緒にいたい」という純粋な思いがお互いにあったこと

以上のことがわかりました!
劇場版【呪術廻戦0】では二人の関係がどう描かれていくのか楽しみですね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる