今回のテーマは、「頂上決戦編・魚人島編のモデルとなった街」です。
ワンピースの物語が大きく動いた頂上決戦編、そして天竜人・人間・魚人や人魚といった種族間の確執と和解がテーマとなっていた魚人島編。
それぞれのモデルとなった街について、調べてみました。
頂上戦争編とは?


頂上決戦編は、単行本でいうと50巻~61巻あたりを指します。また、細分化すると以下の様になります。
- シャボンティ諸島編
- 女ヶ島編
- インペルダウン編
- マリンフォード編
シャボンティ諸島編では、新世界編での要となる元ロジャー海賊団の「シルバーズ・レイリー」や「超新星」との出会いのほか、天竜人の性根の悪さが明るみになりましたね。また、「バーソロミュー・くま」により麦わらの一味は世界各地に飛ばされています。
ルフィの飛ばされた「女ヶ島 アマゾン・リリー」では、高い人気を誇るキャラクターで王下七武海の九蛇海賊団「ボア・ハンコック」と出会い、ルフィは恋心を抱かれました。また、このボア・ハンコックやその妹も天竜人の奴隷だった過去を持ちます。
インペル・ダウン編では捕えられた義兄「ポートガス・D・エース」を助けるため、海底監獄インペルダウンに潜入します。そこでは「バギー」「サー・クロコダイル」などといった過去の敵との共闘や、革命軍幹部「エンポリオ・イワンコフ」との出会いがありました。
マリンフォード編ではインペルダウンよりタッチの差で処刑場へ送られたエースを助けようと奮闘しますが、エースそしてエースを助けにきた四皇「白ひげ(エドワード・ニューゲート)」が絶命してしまいました。

ワンピース 58巻 第574話
魚人島編とは?


魚人島編は、単行本でいうと61巻~66巻あたりを指します。
マリンフォード頂上戦争から2年後、それぞれ飛ばされた先の土地で修業を終えた麦わらの一味はシャボンティ諸島に集結します。
その後、深海1万mにある「魚人島」に到着した麦わらの一味は「リュウグウ王国」の「ネプチューン王」や「しらほし姫」らと出会います。
その後、「ホーディ・ジョーンズ」率いる「新魚人海賊団」やしらほし姫を狙う「バンダー・デッケン九世」との戦い、勝利しました。
またそのなかで謎の巨大な船「ノア」の存在や、しらほし姫が「古代兵器ポセイドン」であることが判明しています。

ワンピース 66巻 第649話
アマゾン・リリー 建築物


アマゾン・リリーの建築物は変わっており、そびえたった崖に建てられています。これは、外部からの攻撃や侵入に備えてのことなのでしょうか。

ワンピース 53巻 第515話
そのモデルだと言われているのが、中国にある「懸空寺」というお寺です。高い位置にあるのもそうですが、入場料も約2,200円とお高いことで有名なようです。
アマゾン・リリーは中国をモデルとしていることは作者も明言していますから、恐らくこのお寺がモデルとなったのは間違いないのではないでしょうか。
マリンフォード 海軍本部



ワンピース 56巻 第550話
エース処刑の場となった海軍本部は、日本の城を思わせる造りとなっています。もとより、海軍の赤犬を始めとする面々にはワノ国を連想させるキャラクターも多く、またワノ国が産出国となる「海楼石」を多く武器に取り入れているなど、ワノ国との関わりは実は深いのかもしれませんね。
日本国内にある城のなかでもモデルとして一番近いのは「広島城」ではないかとわいわれています。個人的には作者の出身地である「熊本城」もモデルではないかと考えたのですが、やはり比べてみると広島城のほうが近いようにみえます。
魚人島 竜宮城


かつてのリュウグウ王国の王妃「オトヒメ」の名からわかるように、リュウグウ王国の竜宮城はおそらく童話の「浦島太郎」がモチーフとなっているには違いないでしょう。
また、大きな竜の銅像はどことなく中国の雰囲気を感じさせます。

ワンピース 62巻 第612話
竜宮城のモデルとして候補になっているのが、中国にある「祈年殿」です。北京のシンボル的存在で、中国建築史上重要な建造物といわれています。竜宮城に比べるとどうしてもシンプルのように思えますが、丸みを帯びた屋根が重な様子はモチーフとなっている可能性があるのではないでしょうか。
1889年落雷により一度消失し、1906年に再建されているというエピソードも、「麦わらの一味によって魚人島が滅ぼされる」というマダム・シャーリーの予言にもリンクしているような気がします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
やはりワンピースは各国の特色が取り入れられているような気がしますね。
ワンピースのモデルだと言われている街を巡っているファンもいるようなので、気になる方はぜひブログなどをご覧になってみてください。