黒炭オロチはワノ国の将軍であり、支配している人物です。
元々光月家が将軍を務めていた中、オロチは黒炭家でありながらワノ国のトップとなったのです。
どのようにしてオロチは将軍になり、何を思いその地位についたのでしょうか。
そして、今まで虐げられていた黒炭家の歴史はどのようなものでしょうか。
将軍になった経緯とその意図
まず、オロチはどのようにして将軍になったのでしょうか。
オロチは同じ黒炭家の黒炭ひぐらしと出会いました。
そして将軍になることを勧められ、ある作戦を考えたのです。
それはひぐらしの持つマネマネの実を使い、ワノ国を騙すということでした。
現将軍である光月スキヤキに扮したひぐらしが、息子であるおでんが帰ってくるまでの代理としてオロチを推薦します。
そのことで、オロチは将軍の座に着いたのです。
普通であれば、黒炭家はワノ国でも追放されていたほどの一族であり、将軍になることなどあり得ません。
まんまと黒炭家の策略に嵌ってしまったと言えますね。
そして、その後おでんやその家臣に邪魔をされないようにカイドウと手を組んでいることも、抜け目なくしてやったりとなったのです。
そもそも、オロチはワノ国の将軍になったのは「将軍」という肩書や支配者になりたかったわけではありません。
ワノ国に対する復讐者として、将軍になったのです。

ワンピース 第971話 96巻
その為、ワノ国の国民のことなどもちろんどうでもよく、おでんにとっては圧倒的な不利な状態での戦いとなりました。
全ては光月家への、国民への憎しみのみであり、黒炭家の逆襲とも言えるのです。
そんな黒炭家はその昔、どのようなことをして追放されたのでしょうか。
そこにオロチが復讐者となった理由も隠されているのです。


黒炭家の歴史
黒炭家がなぜワノ国において邪険とされるのでしょうか。
それはワノ国の将軍争いでの出来事が原因でした。
先代の光月家「将軍」には、子供が生まれず、"世継ぎ"がいませんでした。
光月家に仕えていた5つの大名である、霜月家、黒炭家、雨月家、天月家、風月家は我こそがと考えていました。
その中で黒炭家はこざかしき大名を順に毒殺しようと準備をして、実行します。
そんな中、光月スキヤキが"世継ぎ"として生まれたのです。
そして黒炭家は天下を取り損ねただけではなく、計画がバレてオロチのおじいさんは切腹と「お家」断絶となりました。

ワンピース 第965話 96巻
領土も城も地位もなくなり、「黒炭家」は人々に蔑まれるようになったのです。
それを知ったオロチは生まれてきた光月スキヤキが悪い…!と思うのです。

黒炭家の過去を知り、オロチはワノ国への復讐を決めたのです。
そしてそれだけではなく、オロチの中では納得のいかなかったこともあるようでした。
オロチの中では自分のおじいさんが罪を犯し、切腹させられ、お家転落までは納得していました。
しかし、残された親族まで見ず知らずの"正義の味方"に追い回されてました。
殴られて、川に投げ込まれ、殺される。
オロチは幼い頃から夜も眠れず、「黒炭」の名がつけばガキでも罪人になるのでした。
そのことに納得がいかず、オロチはワノ国に対して恨みを募らせました。
オロチがしたことは絶対に許されることではありません。
しかし、一族全てに罪の責任を負わせることが正しいのか、それも考えなければなりませんね。


まとめ
以上、黒炭オロチが将軍になった理由と黒炭家の歴史について考察しました。
黒炭家が酷いしたことは許されるべきことではありませんが、別の解決があったのかも知れません。
ただ、敵として倒すことは次のオロチを生み出すことに繋がるでしょう。