以前よりキャラクターの強さについてまとめてきましたが、今回は「ヴィンスモーク・レイジュ」についてです。
ジェルマ王国の王女であり、サンジの実の姉でもあるレイジュ。
そんなレイジュは毒に関する能力を持ち、ルフィから猛毒を吸い取り命を救った人物でもあります。そんなレイジュについて、調べてみました!
ヴィンスモーク・レイジュとは?


麦わらの一味の戦闘員 兼 コックのサンジの実の姉です。
ジェルマ王国 王族 「ヴィンスモーク家」の長女で科学戦闘部隊「ジェルマ66」の幹部でもあります。
国土を持たない海遊国家「ジェルマ王国」の王族です。
また、科学戦闘部隊「ジェルマ66」のトップも兼ねています。
父ジャッジは国王 兼 総帥であり、母ソラは死亡しています。
ジャッジによって、子供たちいずれも血統因子を操作されており、感情が欠如するかわりに超人的な身体能力を持って生まれました。しかし、三男のサンジだけは身体能力を得ることができず、感情も残ったままでした。そのため、サンジは他の兄弟に虐げられます。そして、長女レイジュもほかの兄弟に比べて感情が残っているようでした。
兄弟の名前と特殊能力は以下のとおり。
長女 レイジュ …毒
長男 イチジ …火花
次男 ニジ …電撃
三男 サンジ …なし
四男 ヨンジ …怪力
懸賞金額は不明、悪魔の実の能力も不明となっていますが、「ポイズンピンク」という異名のとおり、毒に関して何らかのの力をもっています。
幼少期からほかの兄弟に虐げられ、父からも疎まれるサンジを不憫に思っており、牢屋に幽閉されていたサンジを逃がします。
ホールケーキアイランド編でサンジが連れ戻された件でも、裏でルフィを助けるなどしてサンジのために動いていました。
個人的には、サンジのほかにレイジュにも感情が残されていたことが気になります。
サンジに関してはメンデルの法則などからいっても4つ子ともなれば能力に優劣の差が大きくでてもなんら不思議ではありませんし、母のヴィンスモーク・ソラが劇薬を飲んででもその操作の影響を弱めようとした結果だとわかります。
しかし、レイジュに関しては4つ子の3年前に生まれており、ソラもその因子操作に反対していたようなそぶりはありませんでした。
つまりは、レイジュのときは「能力」のみで「感情」までは操作されなかったことがうかがえます。ここでジャッジが判断を間違えず、「能力」のみの操作でとどまっていれば、母ソラが亡くなることはなく、サンジもほかの兄弟同様の身体能力をもち、ジェルマにとどまることとなっていたはずです。
そう考えるとレイジュがサンジを助けたのは、単にサンジがかわいそうだからというだけではなく「父親への復讐」も兼ねていたのではないでしょうか。
悪魔の実の能力は?強さは?


悪魔の実の能力であるかは明らかにされていませんが、レイジュは毒を「食べる」ことができます。
インペルダウン編でマゼランの猛毒を浴びたことで、相当な抗体を得ているルフィですらひん死となった猛毒を口から吸いだし、そして吸収しました。
さらには、毒を攻撃に使用することができます。(その毒が吸収したものなのか、体内で生成したものなのかは不明)
覇気に関しては明らかにされていませんが、ジェルマのレイドスーツによって全身が覆われていますから、武装色による硬化などは確認できていません。
また、このレイドスーツがジェルマの強さの秘密ともいえます。
レイドスーツは一見、缶のように見えるカプセルの中に入っています。装着時には液体状にみえるようなレイドスーツが飛び出し、対象者の体をつつみ、最終的にスーツに変化します。
作中では「形状記憶鎧(アーマー)」と呼ばれているので、いわゆる「防具」としての役割が一番大きいのだと思われます。
レイジュをはじめとするヴィンスモーク家は、元々の身体能力そして特殊能力を持ちますが、このレイドスーツによってより強い戦闘能力を手に入れることができます。
個人的にはレイジュの能力が悪魔の実由来のものなのか、それともほかのルートを経て得たものなのかが気になるところです。
毒関係の能力者ではすでに「ドクドクの実」の能力者マゼランが登場しています。
そのほかに「毒」を吸収できるとなると、毒に対する抗体を持ち毒蛇をも食することができる動物の「ラーテル」が思い浮かびます。
しかし、ラーテルですと動物系(ゾオン)の能力者ということになりますし、毒を攻撃に使うということもできません。
あとは、可能性でいうと「悪魔の実」ではなく「因子操作」による能力であるといったところでしょうか。人工悪魔の実「SMILE」のように、人工的に操作された能力である可能性も十分にあり得るでしょう。
ハンコックと一触即発の危機!?


レイジュはホールケーキアイランド編で、ルフィの口から猛毒を吸い出しています。
これにより、ルフィは一命をとりとめることができましたが、忘れてはいけないのが「ハンコック」の存在。
ルフィにベタぼれの彼女ですから、そんなルフィと「キス」をしたレイジュに怒りが爆発するに違いありません。
- レイジュ・ハンコック・ルフィらが一同に会する
- キスした事実がハンコックの耳に入る
- ハンコックがレイジュに対して怒り爆発
- それがルフィを助けるためと知り和解
という流れが可能性として高そうですね。
ハンコックの耳に入るとすれば、例えばこんなケースでしょうか。
- レイジュがハンコックの前でルフィに「キスした仲じゃない」と茶化す
- ハンコックの前で周囲がその事実を口にする
- ハンコックが新聞等でその事実を知りすでに激怒している
また、レイジュ・ハンコック・ルフィらが一同に会する場面というのもなかなか難しそうですが、可能性はなきにしもあらずです。
ジェルマ王国はホールケーキアイランド編の一件で世界政府加盟国からはずされてしまい、世界会議には参加できていません。そのため、世界会議編にはまず登場しないでしょう。
そうなると、クライマックスでレイリー伝い等でハンコックらと麦わらの一味が集まっているなか、ジェルマがジェルマ自体の目的のために合流するなどでしょうか。
ジェルマはホールケーキアイランド編の借りを脱出の援護で返したとしており、世界政府加盟国からも外されていますから、その後の動向が予想できず、再登場がどうなるかがいまいち想定しづらいですね。
まとめ
まだまだジェルマとして再登場しそうなレイジュですが、今後のジェルマの動向が予想しづらいため、再登場のタイミングについてもあまり想像できません。
もし、ハンコック・ルフィと出会うことがあればあの「キス」についてひと悶着ありそうなのでとても面白そうではあるのですが…。
また、頑なに拒否していたレイドスーツをサンジが着用したこともあり、レイドスーツ着用の5兄弟が揃うということも十分にあり得ますね。
今後の展開が楽しみです。