海賊王ロジャーが成し得ることが出来なかった一つとして、「世界をひっくり返す」ことが出来なかったことが挙げられます。
世界をひっくり返すとはどういう意味なのでしょうか。
今の世界を滅ぼして、新たな世界を作り上げるとも考えられますよね。
ではなぜロジャーほどの力と地位があって、世界を変えることが出来なかったのでしょう。
今回は、ロジャーが世界をひっくり返すことが出来なかった理由に迫っていきたいと思います。
「世界をひっくり返す」意味
世界をひっくり返すという言葉は、マリンフォード頂上戦争で白ひげが海軍に対して発した言葉の一つです。

ワンピース 第576話 59巻
他にも、ミンク族のペドロが麦わらの一味のことを夜明けを導く者達と捉えています。
おそらく、「世界をひっくり返す」ということと「夜明けを導く」は同義だと考えられます。
つまり、世界をひっくり返すというのは、現政権や天竜人が支配をしているこの時代をぶっ潰し、平等で本当の平和である世界を作り出すということでしょう。
そして夜明けと表していることから、この世界は”夜”であり、夜が明けて”朝”を導くことが望まれているという意味だと思います。
天竜人や世界政府を倒すことなどそう簡単なものではありません。
しかし、それは海賊王であるロジャーですら成し得なかったのです。
ではなぜ海賊王でも世界をひっくり返すことが出来なかったのでしょうか。


海賊王ロジャーが成し得なかった理由とは
何故海賊王であるロジャーですら世界をひっくり返すことを成し得なかったのでしょうか。
それは力が単に足りなかったからなのでしょうか。
そんなことはないはずです!
ゴッドバレー島にて、世界政府と天竜人を苦しめたロックス海賊団を打ち破り、名だたる海賊や海軍を押しのけて海の覇者になったのです。
であれば、なおさら出来なかった理由が分からないですよね。
この答えを導く一つのヒントを、副船長であるレイリーがシャボンディ諸島で麦わらの一味に語っていました。
それは「世界のすべてを知ったが、早すぎた…」ということです。
つまり、力だけでは天竜人の支配する今の世界を変えることが出来ないということです。
世界をひっくり返すためには、他の条件をクリアすることが必要だと考えられますね。
例えば、魚人島の地上移住説やワノ国の開国など世界の闇と関わっていそうな国は数多く存在します。
それらの問題を解決しなければ、夜明けを導くことは不可能なのでしょう。
恐らくロジャーはあまりにも強く、そして万物の声を早い段階から聞くことが出来たために、ラフテルへの到着は正規ルートでなかったのかもしれません。
では、世界をひっくり返す男は誰なのでしょうか。
それはルフィであるとペドロと同じく信じています。
ロジャーの遺志を引き継ぎ、同じ麦わら帽子に”D"の血。
共通点が多く、そして重要な拠点となる国を数多く救っていますので、近いうちに夜明けを迎える日が来るのかもしれませんね。


まとめ
以上、海賊王ロジャーが世界をひっくり返せなかった理由を考察しました。
世界をひっくり返すためには、力だけではなく、時間や仲間などあらゆる条件が必要とされそうですね。
ルフィが四皇を打ち破るその時、力を身に着けて、そして世界をひっくり返すときが目の前に訪れそうです。