今回はビッグ・マムの息子、「シャーロット・カタクリ」の口が裂けている理由についてです。
カタクリと言えばその裂けた口が大きな特徴となっていますが、この口裂けの原因とは一体なんなのでしょうか?
今回はカタクリの口が裂けている理由について調べてみました。
シャーロット・カタクリとは?


ビッグ・マム海賊団 幹部で、船長かつ四皇のシャーロット・リンリンの次男です。万国(トットランド)ではコムギ島(ハクリキタウン)粉大臣を兼務しています。
懸賞金は10億5700万ベリー。
強さとはうらはらに、家族や部下に対してはかなり寛容で、ルフィとの闘いにも真摯に向き合っていました。
超人系(パラミシア)悪魔の実「モチモチの実」の能力者で、体を餅にしたり、餅を生成することができる「餅人間」です。
また、見聞色と武装色の覇気を会得しています。特に、見聞色は鍛え上げられており、「少し先の未来が見える」までになっています。
ルフィとの闘いでは、お互いの大技を受け共倒れとなりましたが、ルフィが先に意識を回復し、ルフィが勝利しました。
以前のカタクリに関する記事でも取り上げましたが、ビッグ・マム海賊団が総出ともいえる戦力でワノ国へルフィらを追いかけてきたにも関わらず、カタクリの姿はありませんでした。
考えられる理由を以下に挙げてみました。
- ビッグ・マム海賊団を抜けた
- 留守となっている万国を守っている
- ビッグ・マムに寿命をすべてとられた
- ビッグ・マムとは別行動し、扉絵連載に登場する
個人的にはビッグ・マムの最大戦力ともいえるカタクリが、海賊団を離れることはなかなか考えにくいですし、ビッグ・マムにも臆しないでしょうから寿命をとられるということもないかと思われます。
そのため、多くの戦力がワノ国へ向かうため万国全体を少数で守っている、もしくはビッグ・マムとは別行動し、扉絵連載に登場するという可能性が高いのではないでしょうか。
個人的にはカタクリと、ブリュレがなんらかの目的のために2人で海を旅する姿が連載され、最終的には麦わらの一味と再会するのではないかと考えています。
可能として高いのは、キッドが「ビッグ・マムから盗み出した」という何かを取り返す、もしくは補充する旅でしょう。
キッドがビッグ・マムから「なにか」を盗み出したにも関わらず、ビッグ・マムはキッドに対して怒っている素振りを見せていません。それは「まだ気づいていないから」ではないでしょうか。
気づいていれば、大騒ぎになり、子供たちや万国にも甚大な被害を引き起こすでしょう。それに気付いた子供たちがビッグ・マムにバレる前にと、カタクリとブリュレに託した…なんていうのも可能性としてなくはないかなと考えています。
口裂けは元からではなかった?


カタクリといえば、その口が裂けていることが大きな特徴でもあります。本人はブリュレが自分の代わりに襲われた事件以降、常に口元を隠しており、一種のコンプレックスとなっているように見受けられます。ルフィとの対決でも最後、倒れたカタクリの口元をルフィが隠したのがとても印象的でしたね。
そんなカタクリの口裂けは実は、生まれつきではないことが、88巻SBSで明らかとされました。
元々は読者による、カタクリは人前で食事をしないはずなのに、食事をしているシーンがあるのでは?という質問でしたが、これに対し尾田さんは以下の様に答えています。
- すごいスピードで食しているので食べる姿は見せていない
- 口裂けは生まれつきではない
- スピードが原因で口裂けとなった
- そのエピソードを本編で明かすかは考え中
この尾田先生の回答により、カタクリの口裂けが「後天的なものである」ことが明らかとされました。それまでは、その口の裂け方と鋭い歯から「魚人族」もしくは「ミンク族」の混血ではとされていましたが、その可能性はかなり低くなったのではないでしょうか。
また、さらなる事実がSBSで明かされました。
何と、カタクリ、ダイフク、オーブンは3つ子だったのです。
つまりは父親が同じということですね。父親の種族については不明ですが、カタクリの口裂けが後天的であることからも、「人間」の可能性が高いでしょう。身長がやたらと高いことは気になりますが、ビッグ・マムの血筋とも考えられます。
それでは、なぜカタクリの口は裂けてしまったのでしょう。
口裂けとなった原因とは?


カタクリの口裂けのように、ワンピースではある程度目立つ特徴を持つキャラクターが、その特徴を持つようになった原因について、2つのパターンどちらかのエピソードを持っていることが多いです。
それが以下の2つです。
- 本人のドジによるもの
- 感動的な理由によるもの
本人のドジによるものというと真っ先に浮かぶのが東の海編で登場したガイモンでしょう。ガイモンは宝箱に入っていましたが、それは高いところから空の宝箱に落ちてしまい、長年の月日によって宝箱に身体がミラクルフィットしてしまったという理由からでした。
感動的な理由によるものでいうと、アーロンパーク編で登場したゲンゾウについていた風車が挙げられるのではないでしょうか。ゲンゾウの風車については、ナミがゲンゾウの顔が怖くて泣いてしまうからという理由で頭につけられていましたが、ナミが旅立った際、ゲンゾウはもうこれは必要なくなったと、風車を外しています。
カタクリの口裂けに関しては、「生まれつきではない」「スピードが原因」ということは明らかとされていますので、考えられるとしたら以下の様な理由ではないでしょうか。
- 食事のスピードに口の強度が負けてしまった
- 勢いで口が裂けるようなものを口にしてしまった
どうしても「口が裂ける原因」「スピード」となると感動的なエピソードに結び付けにくいですが、まだスピードをうまくコントロールできない際に、兄弟などを守るために口で武器を受け止めた…といったものでしょうか。
カタクリの傷は幼少期にはすでにできており、本人も恥じている様子はありません。そのため、「栄誉の負傷」もしくは「ちょっとしたハプニング」ぐらいにしか感じていなかったのではないでしょうか。
また、気になるのがビッグ・マムのお茶会にいた口裂けパンダ娘です。
カタクリと同じような歯を持ち、口が裂けているように見えることから、カタクリの妹、もしくは娘ではないかともいわれていました。
しかし、カタクリの口裂けは後天的なものだと分かっていますから、もしカタクリと関係があったとしても、娘である可能性は低いはずです。カタクリの妹であれば、彼女の口元を笑ったやつらに「俺も同じだぞ」と自分の口元をわざと裂いた…というエピソードも考えられますが、当時すでに妹として誕生としていたのならば、その見た目が若すぎますし、「スピード」とは関係がありません。
かなり意味深な存在ではありますが、もしかしたら作者のミスリードかもしれませんね。
カタクリの口裂けのエピソードについては、「作中で明らかにするかは迷っている」とのことで、明らかにされる可能性も残っていますので、答え合わせができることを期待したいところです。
まとめ
いかがでしょうか。
カタクリの口裂けの原因について、皆さんはどのように予想されましたでしょうか。
作者は本編で明かすことも選択肢にいれているようですので、「カタクリの再登場」についてはかなり濃厚なのではないでしょうか。
その際に、それぞれの予想と合っているか、ぜひ答え合わせをしたいものですね。