以前より、キャラクターの強さなどについてまとめてきましたが、今回は革命軍「コアラ」がテーマです。
革命軍として登場したコアラは、元天竜人の奴隷であるなど、壮絶な過去の持ち主でもあります。
そんな、コアラの強さや、革命軍に入った理由、気になるサボとの関係などを調べてまとめてみました！
コアラとは？
革命軍 幹部です。
初登場は、魚人島での冒険家「フィッシャー・タイガー」に関する回想シーンです。
天竜人の奴隷であったコアラは、フィッシャー・タイガーによる奴隷解放でマリージョアより逃れましたが、逃走先にいる者たちの航海術では故郷にたどり着くことができないとの理由で、その土地に留まっていました。
そして、奴隷解放から3年後、その地を訪れたフィッシャー・タイガーは、コアラの逃走先の者たちより、その航海術を見込まれ、コアラを故郷に帰すことを依頼されたのです。
コアラはその当時11歳でしたが、強面のフィッシャー・タイガーら「タイヨウの海賊団」たちにものおじすることなく笑顔で御礼を述べます。
コアラは天竜人に受けた仕打ちから、「殺されないよう」「泣かない」ということが身体に染みついていたのです。このことからも、奴隷時代に壮絶な仕打ちを受けていたことが想像できます。
その後、フィッシャー・タイガーから、「天竜人と一緒にするな！」と叱責され、長い航海の中、徐々にタイヨウの海賊団との距離は縮まっていきます。
そして、無事にコアラは故郷へとたどり着くのでした。
その後の登場は12年後のドレスローザ編です。
その際に、革命軍 幹部として登場しました。当時すでにニコ・ロビンと修業期間の2年間をともにすごしていたようで、仲睦まじい様子が見受けられました。
また、革命軍においても中心人物である「サボ」や総帥「モンキー・D・ドラゴン」との距離感が近いことから、かなりトップにちかいポジションなのではないかと考えられます。
個人的には、コアラに関して、「元天竜人の奴隷」である過去がもうひと展開ほどあるのではないかと予想しています。
例えば以下のようなエピソードもあり得るのではないでしょうか。
- 奴隷時代に仕えていた天竜人との対決
- 同じく奴隷であったボア・ハンコックとの関係
- まだ明らかにされていない元奴隷について語る
現在の世界会議編では、「天竜人へ喧嘩を売りに」いっていますから、「コアラVS天竜人」は十分にあり得ますね。
しかし、作中では世界会議編について、黒ひげの説明だけで終わるような雰囲気も匂わせていますし、今回は「喧嘩を売る」とはいっても「バーソロミュー・くま奪還」が目的のため、スルーされてしまう可能性もあります。
また、コアラがタイガー・フィッシャーによる奴隷解放で逃走をしたように、同時期「ボア・ハンコック」らもその場から逃げ出しています。今はまだコアラとボア・ハンコックとの接点がないためわかりませんが、ルフィを軸として革命軍と、ボア・ハンコックが出会うということもあり得るでしょう。
同時期に開放された奴隷は数千人いますから、特に接点について触れられずに終わってしまう可能性も高いです。それでも、ルフィに縁のある2人が元奴隷ということに、何かしらの展開を期待してしまいます。
最後に挙げた、「明らかにされていない元奴隷について語る」ということも、可能性は十分にもあります。突拍子もない意見かもしれませんが「バーソロミュー・くま」が「元奴隷」であった可能性もあるのではないでしょうか。
つまり、ソルベ王国国王→奴隷→革命軍→七武海→パシフィスタ→奴隷という流れです。なんらかの理由で国王から奴隷となっていたバーソロミュー・くまが革命軍に助けられ、革命軍入りし、その後、パシフィスタとして人格を失ったバーソロミュー・くまを、世界政府が最後の有効活用とばかりに奴隷として天竜人の元へ戻したのではないでしょうか。
ただ、ここまでくると、バーソロミュー・くまについて設定過多になってしまいますので、可能性はかなり低いかもしれません…。
強さは？
コアラは悪魔の実の能力者ではないようです。
しかし、人間でありながら「魚人空手師範代」となっています。
そのため、超人的な能力は持ち合わせていませんが、ある程度の強さはあると考えられます。
あまり目立った戦闘シーンはありませんが、ドレスローザ編では、下っ端とはいえ、ドンキホーテ海賊団の戦闘員たちを一蹴しています。
また、人間でありながら、魚人空手の「師範代」という称号を得ていることも気になります。師範代である以上、魚人空手について達人であるはずです。そして、そんな魚人空手の神髄は「水」にあります。
つまり、コアラは水を制圧することができ、攻撃に応用することができます。これにより、海をはじめとする水に弱い、「悪魔の実の能力者」に対しても強さを発揮するのではないでしょうか。
革命軍に入った理由は？サボとの関係は？
コアラが革命軍に入ったのは14歳の頃です。
革命軍でエビスダイの魚人「ハック」に連れられて革命軍に入りました。
ハックもまた、魚人空手師範代であり、コアラはハックから魚人空手を学んでいます。
革命軍に入った理由については明らかとされていませんが、個人的には「フィッシャー・タイガー」の意志を継ぎ、奴隷解放に動くために最適な組織だったからだと考えられます。
海軍は世界政府の組織ですので、ある意味、天竜人の存在を肯定している組織ともいえます。そのため、コアラの選択肢には挙がらなかったのでしょう。
続いて、気になるサボとの関係についてです。
一部の読者の間では、「恋人関係なのでは？」と噂されていますが、個人的には単に「仲間」なのではないかと考えています。
麦わらの一味でいうと「ルフィとナミ」のような関係でしょうか。二人の間には、「男女」といった意識を感じさせません。
ONE PIECEはもとより、恋愛に関するエピソードが少ない作品ではありますが、ルフィとナミは距離が近いながらも、男女間の揺らぎといったものを感じさせません。
サボとコアラにも、2人に近いものを感じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
印象的なキャラクターにも関わらず、まだあまり目立つ戦闘シーンがないコアラ。
「世界会議編」が「落とし前戦争」のように簡略化されないかが少し心配ですが、マリージョアでの活躍に期待したいところですね。
今後の展開が楽しみです。
