今回のテーマは、ドンキホーテ・ドフラミンゴが作り出した人造悪魔の実「SMILE」、それを食べた「ギフターズ」、そして人造悪魔の実の失敗作を食べてしまった「モモの助」についてです。
SMILEとは一体なんなのか、そしてギフターズとモモの助の違いとは一体…?
それぞれ、調べてまとめてみました!
人造悪魔の実SMILEとは?


科学者「シーザー・クラウン」が開発したとされる人造悪魔の実の完成品を「SMILE」とされています。
食べることで、悪魔の実のように特殊な能力を有することができます。
ドンキホーテ・ドフラミンゴの指示により、ドレスローザの地下で量産され、裏ルートで売買されていました。
パンクハザードで製造した薬品「SAD」を流し込んだ水を果樹に吸収させることでSMILEを造りだしていましたが、実際に完成品であるSMILEにまで成長するものは、全体収穫量の1/10程だったとされています。
カイドウ率いる百獣海賊団がメインの取引相手であり、百獣海賊団は500名以上のSMILEによる能力者を得ています。
現在は、ルフィやローをはじめとする面々によって、パンクハザードのSAD製造所・SMILEの工場が破壊されたほか、ドフラミンゴも逮捕されているため、SMILEの製造は完全にストップしています。
SMILEの特徴は以下の通りです。
- 悪魔の実と違って美味しい
- 悪魔の実と同じくカナヅチになる
- 全身ではなく、体の一部を動物の姿に変身させることができる
- 「どこ」が「何に」変身するかは自身の意思で決定できない
- 変身したまま普通の姿に戻れないものもいるらしい
- 動物の「頭部」が現れた場合、その頭部が別人格を持つ
- 悪魔の実と同じで1つの実しか口にできない
- 能力を得られるのは10人に1人で、その他はデメリットのみ有する
また、このSMILEを食し、能力者になれなかった者にはもうひとつの副作用がでてしまいます。
それが、「笑顔以外の表情を失う」というものです。この副作用は死ぬまで続き、どんなに怒ろうと悲しもうと笑うことしかできません。この副作用をもってして「SMILE」、そして原材料が「SAD」と名付けられたのではないかと言われています。
個人的には、このSMILEには「重大な弱点」が隠されているのではないかと考えています。開発者のシーザークラウンは、元々体力殺戮に興味をもつなど、非人道的な気質が強く、被験者に対してもまったく情を寄せる気配がありません。
そのため、SMILEを食し能力者になれなかった者に副作用がでたように、能力者となった者にも実は、隠された副作用があるのではないでしょうか。
SMILEの失敗作を食べたモモの助とは?


ワノ国に住む8歳の子供で、九里大名の跡取りです。
"新世界"にある世界政府未加盟国で、将軍が治めています。侍と呼ばれる剣士達の強さと、国としての立地条件により、外敵を一切寄せ付けない鎖国国家です。
以前はモモの助の父である、「光月おでん」が統治していましたが、現在の将軍「黒炭オロチ」が四皇「カイドウ」と手を組み、その支配下におかれています。
江戸時代の日本に近い描写をされており、世界における「間違ったイメージの日本」が反映されているようにも感じます。
初登場はパンクハザード編で、シーザー・クラウンによって人体巨大化実験の実験体として島にとらわれており、そこで麦わらの一味と出会いました。
またこの島で研究所をさまよっている際、偶然見つけた人造悪魔の実「SMILEの失敗作」を食べてしまい、龍に変身する能力を得ています。
パンクハザードを後にしたモモの助はワノ国の開国を実現させるため、「ミンク族」「麦わらの一味」「ハートの海賊団」と「忍者海賊ミンク侍同盟」を結成します。
そののちにミンク族の住む象主(ズニーシャ)に訪れた際は、直接脳に語り掛けられるような形で問いかけられ、象主を襲っていたジャックへの攻撃を許可しました。
この出来事から、モモの助にしらほし姫やルフィのような先天的かつ驚異的な「見聞色」が備わっているのではとされています。
また、ワノ国編では、モモの助のさらなる秘密が明らかにされました。それは、モモの助をはじめ、光月おでんの家臣が20年前の過去から、母親「光月トキ」の能力によって現在の世界へ時空を超えてきたという内容でした。
つまりは、本来モモの助は28歳であるはずの存在なのです。
「人造悪魔の実の失敗作を食べた」「見聞色が備わっている」「時空を超えてきた」とかなり多くの設定を抱えているモモの助。
後者の設定のインパクトが強く、忘れられがちですが、個人的にはモモの助が食べた「人造悪魔の実」が「失敗作」であることが気になります。
ワノ国編のクライマックスでこの失敗作である伏線が回収されるのかと考えていましたが、解説役となるであろうシーザーとは、ホールケーキアイランド編で別れていますから、単に悪魔の実として効力が弱いだけかもしれません。
モモの助の能力に関しては、まだ自分でその能力を制御できておらず、またどのような能力が備わっているかも把握していません。
そのため、まだまだ戦闘に有益な能力が隠されている可能性が高いです。
しかし、前述でも述べているとおり、モモの助が食べたSMILEはシーザー曰く「失敗作」とされており、どういった点が失敗だったかについても明らかにされていません。
しかし、偶然にも敵であるカイドウ・オロチと同じ龍の姿になる能力を得たということについては、これから大きな展開がまっているはずです。
ギフターズとモモノスケの違いとは?


以下に、SMILEの能力を得た「ギフターズ」SMILEを食しても「能力を得れなかった者」、「モモの助」の違いをまとめてみました。
ギフターズ | 能力を得れなかった者 | モモの助 | |
製造者 | シーザー | シーザー | Dr.ベガパンク |
変身 | 一部のみ | できない | 全身 |
カナヅチ | なる | なる | なる |
悪魔の実の重複 | できない | できない | できない |
こうみてみると、やはり失敗作とはいえ、「Dr.ベガパンク」による人造悪魔の実の方が、本物の悪魔の実に近い能力を得ていることがわかります。
また、Dr.ベガパンクの人造悪魔の実に比べ、シーザーのSMILEはかなり不安定な状態にあるのではないでしょうか。
モモの助の能力も感情によって変身したり、戻ったり、有益に能力を使えていないという状況にありますが、モモの助自身がその能力を拒否しているため、うまく使いこなせていないだけという可能性もあります。
さらには、ベガパンクの人造悪魔の実についてはあくまでシーザーが「失敗作」と述べているだけで、どの点が失敗なのかはまだ明らかにはされていません。
そのため、シーザーが求めるものが備わっていないだけで、人造悪魔の実としては完成度の高い物である可能性も残っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ワノ国編に突入し、これからギフターズやモモの助も大いに登場・活躍する予感がしますが、ここにきて、シーザーとベガパンク、両者の人造悪魔の実の差が明らかとなることはあるのでしょうか。
今後の展開が楽しみですね。