恐竜が踏んでも1ミリも曲がることがない硬さの性質を持つ刀を黒刀と言います。
現在ミホークが手にしている最上大業物の”夜”とゾロが所有している大業物の”秋水”の二本のみが作中に現れている黒刀となります。
今まで黒刀は他の刀とは物質や作りが異なるものだと考えられてきました。
しかし、第937話でのおいはぎ僧兵の牛鬼丸の発言から黒刀の秘密がさらに明らかになってまいりました。
今回は刀が黒刀になる条件と謎について説き明かし、また、牛鬼丸が発した歴戦によって成るという件について考察していきたいと思います。


刀が黒刀になる条件と謎について
刀が黒刀になる条件とは一体何でしょうか。
それはゾロが2年間の修行の時のミホークのセリフにヒントがありました。
「すべての刀剣は黒刀に成り得る」という言葉から黒刀は元々は普通の刀であり、何かをきっかけにして変化するということになります。
そのきっかけの一つが覇気であることは間違いありません。
実際にゾロや錦えもんも覇気を刀に纏わせて、一時ではありますが黒刀にしています。
しかし、"夜"や"秋水"のように終始黒くなるわけではありません。
黒刀というのは、長年覇気を纏わり続けた結果になるものなのかもしれませんね。
二つの黒刀を持っている剣士は一人は王下七武海の世界一の剣豪であり、もう一人は現在はゾロですが、元はワノ国の伝説の剣豪リューマです。
二人共にかなりの剣士であることから覇気も他の剣士とは比になりません。
もしかすれば、年月によって黒刀に成るのと別で、持ち主の覇気のレベルがある一定に高くなると、その剣は持ち主に見合った剣へと姿を変えるのかもしれません。


つまり、刀が黒刀に成る条件とは覇気が必須であること、そしてその覇気の強さもしくは期間が関係することがわかりました。
しかしどれくらいの基準で黒刀と呼ばれるほどの刀になるのかはいまだ謎であり、これからも解明されるまで遠いかもしれませんね。
「歴戦によって成る」という発言の意味とは?
黒刀に成る基準が不明である中、牛鬼丸がゾロに言い放つ発言が一つ気になりました。
それは「秋水は黒刀だぞ!リューマの歴戦にて成った刀!」と言うセリフです。
黒刀は覇気によって普通の刀でも成り得ることがわかりましたが、永久の黒刀に成るには壮絶な戦いを乗り越える必要があるということでしょうか。
ミホークやリューマであるならば幾度となく歴戦を繰り広げているはずです。
歴戦とは四皇クラスとの対戦や海軍大将との戦いのことでしょう。
かなり激しい戦いを繰り広げれば剣士が強くなるのはもちろんですが、刀も持ち主に合わせて繰り広げて黒刀へと姿を変えるのですね。
ゾロが自分自身の刀を黒刀にする歴戦を越えたときに、初めて剣豪と呼ばれる剣士になれるということですね。


まとめ
以上、刀が黒刀になる条件と謎、歴戦によって成る件と秘密について考察しました。
覇気によって成る黒刀は一時のものであり、本当の黒刀とは歴戦を潜り抜けた末に生まれる刀でした。
ゾロの持つ秋水はすでに黒刀ではありますが、残り二つの刀までも黒刀に成るのでしょうか。