今回はアラバスタ王国の王女である「ビビ」が麦わらの一味の何人目の仲間であるのかについて、考察したいと思います。
アラバスタ編はワンピースのなかでもとりわけ印象強く、人気の高いエピソードでありますが、ビビは結局船を降り、国を守る決断をしました。
そんなビビは、麦わらの一味の何人目の仲間なのか、また王女として再会することはあるのか、考えてみました!
ネフェルタリ・ビビとは?


アラバスタ王国 王女でアラバスタ編では麦わらの一味として共に行動していました。
初登場時はサー・クロコダイル率いるバロック・ワークスの「ミス・ウェンズデー」として登場しています。
悪魔の実のの力はもっていませんが、わずか16歳にしてバロックワークスでトップ集団に位置することができているため、戦闘能力は高いとみられています。
武器はアクセサリーのような刃物に糸をつけた「孔雀(クジャッキー)スラッシャー」を使用しています。かなり小さい武器ですが、それなりの威力を持ちます。
双子岬でラブーンを食料にしようとしていたところ麦わらの一味に撃退され、その後麦わらの一味を本拠地であるウィスキーパークへ誘導します。
ウィスキーパークでは賞金稼ぎとして麦わらの一味を襲おうと企んでいましたが、その渦中にMr.5とミス・バレンタインによってビビの正体が明かされます。
同じく潜入していたイガラムの依頼によって麦わらの一味は一転、ビビを救出し、その後アラバスタでのサー・クロコダイル討伐まで行動を共にします。
サー・クロコダイルの一件が解決したあと、一味から冒険への同行を打診されましたが、王国に残ることを決意し、一味と別れました。
ワンピースでのアラバスタ編の人気の高さは、やはりビビというキャラクターあってこそだと思います。その人気の要素だと思われる点を以下に挙げてみました。
- 最初は敵だったが実は王女だったという意外性
- バロックワークスの仲間にも愛されていた人間性
- 国のため自らの危険を顧みず潜入を試みた勇気
- 最後は船を降り、国を選びルフィらと別れたという結末
これまでの漫画やアニメにおいて、「仲間が実は敵だった」「敵が寝返り味方となった」というケースは見受けられましたが、ビビのようなケースは稀…というか、もしかするとビビが初めてかもしれません。
そんな意外性もありつつ、潜入していたビビの正体を知りながらもバロックワークスでコンビを組んでいたMr.9などに助けられるなど、バロックワークスの仲間にも愛されていたことからも、ビビの人間性がうかがえます。
また、そのまま自分の意思だけで国を飛び出すのではなく、国のために仲間と別れ踏みとどまるという「初志貫徹」ともいえる、王女としての責任感も素晴らしいものだといえるでしょう。
ここで、もし国を飛び出し、ルフィたちと旅を続けていたのであれば、ビビそしてアラバスタ編の人気がここまで高まることもなかったでしょう。
ビビは麦わらの一味の何人目の仲間?
現在のメンバーは以下のとおりです。
- モンキー・D・ルフィ(船長)
- ロロノア・ゾロ(剣士)
- ナミ(航海士)
- ウソップ(狙撃手)
- ヴィンスモーク・サンジ(コック)
- トニートニー・チョッパー(船医)
- ニコ・ロビン(考古学者)
- フランキー(船大工)
- ブルック(音楽家)
- ジンベエ(操舵手)
ルフィを除くメンバーが9名、そして乗船していないビビを含めると総勢10名となったことで、麦わらの一味のメンバーが揃い、このままのメンバーでクライマックスへと向かうのか、さらにメンバーが追加されるのか、ファンの間では予想が飛び交っています。
そもそもなぜ麦わらの一味は「10名」となるのではないかと言われているのでしょうか。それは、ルフィの初期の発言にあります。
ルフィのこの当時の発言は軒並み実現しており、コックであるサンジ、音楽家のブルックも仲間となっていますから、この「10人」というのは伏線であるのかもしれません。
また、ファンではおなじみの「●人目」というタイトルですが、現在タイトルが付けられているメンバーは以下のとおりです。
- 1人目…ゾロ
- 2人目…ナミ
- 3人目…ウソップ
- 4人目…サンジ
- 7人目…フランキー
- 8人目…ブルック
つまり、タイトルがつけられていないのは5人目のチョッパー、6人目のロビン、9人目のジンベエとなります。
9人目のジンベエについては、ビッグ・マムに勝利したのちにタイトルがつきそうではありますが、チョッパーとロビンはなぜつかないのでしょうか。
ロビンに関しては、エニエス・ロビー編でついてもおかしくはなさそうですが…。
ネットでは以下の様な意見が挙げられています。
- チョッパーはワノ国で桜関係の出来事、ロビンはアラバスタとのけじめが待っているのでは?
- ちょうどビビを挟むので、曖昧にしているのでは?
- ルフィがその役割を求めたときでは?
そして、今回のテーマでもあるビビはずばり「5.5人目の仲間」であるため、②に関しては否定できるでしょう。
なぜ、5.5人目と断言できるのか。それはSBSでの尾田先生の発言にあります。尾田先生は読者からの質問で、ビビのイメージナンバーを「5.5」と回答しています。これはまさに、「5.5人目の仲間である」ということを指しているといえます。
インペルダウンLvl.5.5ではないでしょうし…。
となると、チョッパーそしてロビンには、今後なんらかの試練や役割が待ち受けている可能性がとても高いですね。
麦わらの一味との再会は?


ONE PIECEの中でも絶大な人気を誇る「アラバスタ編」。扉絵連載などでビビなどが登場することはありましたが、ついにビビが世界会議編で本編再登場となりましたね。
さらには、その世界会議編ではDr.くれはやドルトン、ドレスローザ編のレベッカや、魚人島編のしらほし姫、ホールケーキアイランド編のマンシェリーなどとの交流も見られ、ファンにとってはたまらない「総集編」のようなにぎやかさを見せています。
個人的にはこの世界会議編で起ころうとしている「革命軍」の動きだけではなく、各国王に決断を迫られるような事態が引き起るのではないかと考えています。
それらがどのような選択であれ、麦わらの一味と関わってきた国々はそれぞれ、「世界政府・王下七武海・天竜人」に因縁があり、大きな危機を乗り越えてきているため、たとえ「世界政府・王下七武海・天竜人」を敵にまわたしたとしても、「国民を守る、信念を貫く」決断をするのではないでしょうか。
世界会議編でビビが再登場、さらにはルフィ達と所縁のある者たちが集まっている状況下からして、各国のトップも「世界政府・海軍派」と「麦わらの一味・革命軍派」どちらにつくかで対立、さらには抗争が起きる可能性が十分にあると考えられます。
その際に、ビビはもちろん麦わらの一味、さらには革命軍に力を貸すでしょうから、再び「仲間」として共闘するであろうと考えられます。
そしてその、共闘の伏線として、あのセリフがあったのではないでしょうか。
そして謎の人物、「イム様」に明らかに狙われているビビ。
助かってルフィらと再会できることを信じています!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バロックワークスへ潜入していた王女様が仲間となり、別れ、そして再びイム様に命を狙われようとしているという展開に読者はハラハラさせられっぱなしですね。
アラバスタ王国はポーネグリフを守っていただけではなく、本来天竜人となるはずが地上に残ったという事実まで明らかとされました。
今後のネフェルタリ家、そしてビビはどうなるのでしょうか。