ひかりTVブックはNTTぷららが映像配信サービス「ひかりTV」の一環として2012年に開始した電子書籍サービスです。
電子書籍サービスとしては後発の部類で、取り扱い点数などでは若干遅れを取っている部分もありますが、そのぶん大幅なポイント割引や大胆なクーポン割引を展開していることでも知られ、電子書籍を買うなら最安との声もよく聞かれます。
この記事ではそんなひかりTVブックの特徴やお得な使い方などを見ていきます。
ひかりTVブックの特徴
運営会社 | 株式会社NTTぷらら |
開始時期 | 2012年 |
取扱点数 | 約40万点(うちコミックス30万点) |
決済手段 | クレジットカード、ぷらら料金との合算、キャリア決済 |
対応環境 | PC(Win/Mac)、スマホ・タブレット(Android/iOS) |
電子書籍の取り扱い点数は約40万点、うちコミックスは約30万点です。
十分な数ではありますが、先行する大手電子書籍サービスの多くが50~60万点規模であることに比べるとやや少ないかもしれません。
内訳は男性向けが14万点、女性向けが16万点ほどで、やや女性向けが強いですが偏りすぎているというほどでもないようです。
ジャンル | 取り扱い点数 |
少年マンガ | 38,382 |
青年マンガ | 69,030 |
アダルト | 34,075 |
少女マンガ | 34,843 |
女性マンガ | 43,751 |
レディースコミック | 25,623 |
TL | 25,614 |
BL | 28,320 |
閲覧環境は一通り押さえられていますが、支払い方法の選択肢は少なめで不便を感じるかもしれません。
もともとがぷららのサービスなので、ぷららの利用者であればプロバイダ料金などと一緒に引き落とされて便利です。
後発の不利を補うためなのか、ポイントサービスやクーポンによる値引きの幅がとても大きく、対象となる書籍も制限がないかとても広いことが多いので、上手く組み合わせることで好きなコミックスがどこよりも安く買えることも少なくないようです。
全ての書籍に使えて大きなボーナスのつく月額ポイントプラン
ひかりTVブック最大の特徴の1つが、毎月自動でポイントが付与される月額ポイントプランです。このポイントは全ての電子書籍の購入に使用できるのに、なんと最大22%ものボーナスがつきます。
これを使うだけでも他のほとんどの電子書籍サービスの通常価格よりも安くなりますし、さらにこれをクーポンと組み合わせることで破壊的な安さになります。
なおこのポイントはひかりTVミュージックの音楽アルバム・シングルにも使用できるのでコミックスで使い切れなくても無駄にせずに済むかもしれません。
また月額ポイントプランに加入していると456雑誌読み放題サービスも50円引きの月432円で加入できます。残念ながらコミック誌は対象になっていないようですが、一般雑誌も読みたいという人には一石二鳥ですね。
ポイントの有効期限は5ヶ月と短いので失効させないように!
月額プランの特典を単発でゲットする裏技
月額プランは毎月1日に自動的にポイントが付与されますが、そんなの毎月買わされても使い切れないし困るという人も多いでしょう。
この月額プラン、契約期間縛りや解約ペナルティなどは存在していないので、月末に加入して1日にポイントが付与され次第解約してしまえば、単にポイントを1回買うのと全く同じ使い方ができてしまいます。
4000円ほど欲しいものがあれば3240円コースに申し込んで翌1日にポイントがついたら即解約すれば後腐れなくボーナスポイントの恩恵を丸々受けられるというわけです。
ただし解約した月に再加入することはできないので、この技が使えるのは最大で2ヶ月に1回ということになります。この制限が邪魔になるほど頻繁に使うようなら、解約しないで普通に加入しておいても損はないでしょう。
お得なクーポン情報
ひかりTVブックのクーポンは非常に大胆で、2018年には制限なしで全電子書籍が60%引きになるクーポンまで発行されていました。

伝説の全電子書籍60%引きクーポン。月額ポイントと併用するとなんと82%オフ!
クーポンの発行は不定期で、たまに出ていることがあるといった程度です。常時多数のクーポンを出しているhontoなどに比べるとそれほど頻度が高いというわけではありません。
特に予告もなく突然、数日間だけ圧倒的に便利なクーポンがゲリラ的に発行されるという感じで、感覚としてはスーパーのセールの日に近いものがあるかもしれません。
クーポンの情報はメルマガ、LINE、Twitterなどで流されるので、確実に手に入れるならどれか1つは購読・フォローしておきましょう。

わずか2日限りの全品31%引きクーポンがいきなりツイートされています。
ひかりTVブックのクーポンは数文字のコードとして発行されるので、購入手続きの時にこれを入力して使用します。
使っている人の評判は?
ひかりTVブックの評判をSNSやアプリストアのレビューなどからいくつかご紹介します。
・クーポンがおいしすぎて散財してしまった!
・ポイント50倍とか神
・BLが充実してるしキャンペーンも多い
・NTTが母体なので安心感がある
・ポイントの有効期限が短すぎて失効させてしまった、振り回される
・ポイント貯めたはいいが欲しい漫画がなかった
・退会の仕方がわからない、できない
・アプリの出来がひどい、買った本もまともにDLされない(Play Store評価2.6)
とにかく安いという声が目立ちました。アプリはこれから頑張ってほしいですね。
登録方法について
それでは登録方法を見ていきましょう。
なおぷららの利用者はぷららのユーザーIDでログインできるので登録は不要です。
登録に必要なもの
・メールアドレス
・氏名
・性別
・生年月日
トップページ右上の「新規登録はこちら」をクリック
「新規登録」をクリック
フォームに入力し「同意して確認」をクリック
デフォルトでは大量のメルマガの購読がオンになっているので不要なら適宜外しておきましょう。ただし「ひかりTVブックメールマガジン」はクーポンの情報が出るので残しておいても良いと思います。
記入し終わったら一番下の「同意して確認」をクリック。
メールが届くので認証用URLをクリック
お疲れ様でした!
解約方法について
続いて解約方法……と言いたいところですが、先に結論から言うと、先述の方法で登録したWebIDは「Webからは解約できません」。ここではいかに深く解約情報が隠されていたかをご紹介します。
どうしても解約したい人はカスタマーセンター 0120-001144 まで。
トップページ右上の「ヘルプ」をクリック
下へスクロールし「会員情報の登録・変更」をクリック
「退会したい。」をクリック
ひかりテレビのマイメニューに飛ばされるので下へスクロールし「Web会員情報」をクリック
一番下までスクロールし「退会する」をクリック
「Webから退会することはできません。」まじですか……
どうしても退会したければ電話しろとのことでした。ここまで読んだ方、おつきあいいただきありがとうございました!
まとめ
ひかりTVブックの特徴はとにかく「安い」の一言に集約されます。
特定のシリーズや出版社だけのセールは他のサービスでもいくらでもありますが、月額ポイントプランでボーナスを手に入れ、クーポンが出た時にまとめ買いすればどの電子書籍でも半額近くで入手できてしまうのはひかりTVブックぐらいのものでしょう。
読むための電子書籍リーダーの出来が良くないなどの難はありますが、他の欠点には全て目をつぶっても利用する価値はあるのではないでしょうか?