970話にて、光月おでんは後の四皇カイドウと激突することとなりました。
結果は惨敗。
おでんと家臣である赤鞘九人男は大衆の面前で釜茹での刑に処せられるのです。
しかし、ワノ国中が涙した"伝説の一時間"について、まだ明かされてはいません。
伝説の一時間の内容とは何でしょうか、そしてワノ国中が涙した理由について考察していきます。
伝説の一時間の内容
伝説の一時間は花の都の牢屋に入れられた以降に起こったこととなります。

ワンピース 970話 96巻
おでん達とカイドウが戦ったことは長期戦となり、壮絶な戦いにより燃えた火の手が5日後の雨の日まで消えることがありませんでした。
そして、その戦いの理由こそ、町民が知らなかったのです。
では、ワノ国中が涙したと言われる一時間はどういうものでしょうか。
光月家への感謝と思い出
伝説の一時間とは、おでんが釜茹での刑にされる時間のことを指し示すのかもしれません。
大衆の前で死にゆくおでんを見た町民は、今までワノ国を支えてくれた光月家のことを思い出すでしょう。
そして暮らしを豊かにしてくれていたことへの感謝もあるはずです。
おでんに対しても、バカ殿と言いながらも九里を良い町にしたことなど感謝されることはありますね。
しかしワノ国中が涙するには、おでんは少々嫌われすぎたかのようにも思えます。
おでん節
おでんといえば"おでん節"。
伝説の一時間とは、おでん節から繰り広げられる最後のメッセージなのかもしれません。
おでんはただ処刑されて終わるような器ではありません。
ワノ国への感謝、そして繁栄を願って国民に語らうでしょう。
おでん節によっておでんの真の思いを知り、5年間裸踊りをしてバカ殿してたことも意味あることだと伝わるはずです。
まるで海賊王ロジャーが処刑の際に、大海賊時代をつくったことと重なりますね。
おでんの思いを汲んだからこそ、町民が暴れだして、赤鞘九人男は処刑を逃れることが出来たのかもしれません。


ワノ国中が涙した理由
国民が涙したのは、おでん節であるとここでは考察していきたいと思います。
ではなぜワノ国中はおでん節によって涙したのでしょうか。
それはおでん節の中にオロチの悪行と必ずワノ国を救うとの言葉が隠語として入っていたからなのかもしれません。
オロチによって、生活が困窮していることは国民も周知の事実です。
おでんはオロチやカイドウにただ慄いて、今更になって反乱を起こした小心者と思われていました。
しかし、おでんのワノ国への愛情は深く、その言葉と思いにワノ国のみんなは心打たれたでしょう。
おでんも辛い思いをしていたんだなと知ることで、光月家に希望を持ち、後継ぎとなるモモの助にワノ国みんなの思いが託されたと思います。
現在は、おでん亡き後20年の月日が経ちました。
泣き続けるワノ国に虹がかかるように、オロチとカイドウを討ち取って欲しいですね。


まとめ
以上、伝説の一時間の内容とワノ国中が涙した理由について考察しました。
おでん節が始まって亡くなるまでの時間、それこそが伝説の一時間でしょう。
おでんのワノ国への思い、苦しさを知った国民の感情は涙しかありません。
だから、SMILEというものが作られたのかもしれませんね。
早くルフィ達の手によってオロチとカイドウを倒して欲しいです!