今回はコラソンが過去に発言した「ノースブルーの闇」についてです。
ドフラミンゴの弟であり、ドフラミンゴファミリーの一員でありながら、海軍総帥であったセンゴクの直下の部下「ロシナンテ少佐」として海軍に潜入捜査をしていたコラソン。
そんなコラソンが暴こうとしてたノースブルーの闇とは一体どのようなものだったのでしょうか。
北の海(ノースブルー)とは?

サンジもノースブルー出身だよね

ジェルマ王国があるんだよね

偉大なる航路(グランドライン)と赤い土の大陸(レッドライン)によって4つに分けられた海の1つです。
グランドラインへは、後半の「新世界」と面していますが、巨大海王類が多く生息する「凪の海域(カームベルト)」に挟まれているため、グランドラインにはいるにはリヴァースマウンテンを超える必要があります。
主な国家は以下のとおりです。
- ジェルマ王国…ヴィンスモーク家の船団の上に築かれた国家
- ルブニール王国…モンブラン・ノーランドの出身地
- フレバンス王国…トラファルガー・ローの出身地、病を理由に隣国により壊滅
作中に登場した国名不明の街・諸島
- ノーティス…ベラミーの出身地
- スパイダーマイルズ…ドンキホーテファミリーの駐屯地だった
- ルーベック・ミニオン・スワロー…Xドレークの父バレルズが取引に利用した
ノースブルーといえば、特に印象的なのはトラガルファー・ローが珀鉛病となったフレバンス王国の一件でしょう。
ローのいたフレバンス王国は、珀鉛病が伝染病だと思われたため、パンデミックを恐れた近隣国家により壊滅させられてしまいます。
フレバンス王国の王族と政府は、珀鉛病の原因となる珀鉛が病を引き起こす可能性を知りながら、その利用価値に目がくらみ、その事実を隠蔽しでいるだけでなく、王族のみが逃亡を図っていました。
個人的にはこの「逃走した王族」と「珀鉛病が伝染病だと決めつけられた」ことが今後、作中でもうひと展開あるのではないかと考えています。

医者であるローの父は以下のようなセリフを発しています。
- 「白鉛」を体から除去する可能性は必ずある
- 感染もしない
- 政府はなぜこれらを報じないのか
自分たちが病にかかったからこその希望的観測も含まれているかもしれませんが、医者としての知識と経験からの分析です。
大きく間違ってはいないはず。
しかし、フレバンス王国の外の医者たちは完全に「感染病」として認識をしていました。
これは、政府の嘘の情報による「刷り込み」があったのではないでしょうか。
つまり、フレバンス王国の滅亡は「珀鉛病」が原因ではなく、それを口実にした他の目的のために引き起こされたものである可能性もあるのではないでしょうか。
北の海(ノースブルー)出身のキャラクターは?
主要なノースブルー出身者は以下のとおりです。
- ヴィンスモーク・ジャッジ
- ヴィンスモーク・レイジュ
- ヴィンスモーク・イチジ
- ヴィンスモーク・ニジ
- ヴィンスモーク・サンジ
- ヴィンスモーク・ヨンジ
- ベラミー
- サーキース
- X・バレルズ
- X・ドレーク
- トラファルガー・ロー
- トラファルガー・ラミ
- ルブニール
- モンブラン・ノーランド
やはり、ノースブルーといえばヴィンスモーク家のイメージが強いですね。
ヴィンスモーク家はかつてノースブルーを制覇していたことが分かっています。

また、ジャッジの「故郷の土も踏めぬ」という言葉から、国土をもたないジェルマ王国も、かつては土のある故郷、つまり国土を持っていたことがわかっています。
過去に起きたなんらかの出来事によって、国土を追われてしまったのでしょう。
その出来事が何かはわかっていませんが、フレバンス王国のように外部によってもたらされたものであるのは間違いないでしょう。
北の海(ノースブルー)の闇とは?

コラソンが言っていたセリフだね

ドフラミンゴのことだと思っていたけど…

「ノースブルーの闇」という言葉は、コラソンが初めて口にしました。
それはドフラミンゴの部下としてではなく、海兵「ロシナンテ少佐」としての言葉でした。
つまり、この「闇」とは世界政府・海軍が考える「闇」であることが想定されます。
リストをみたヴェルゴのセリフなどからも、その闇が大規模なものであることがわかります。

- ドフラミンゴと裏でつながっていた大物・商売相手のリストがカギ
- そのリストはドフラミンゴファミリーの存続に関わる
- ドフラミンゴはかなり先の計画まで考えていた
ただ単純にノースブルーで暗躍しているドフラミンゴファミリーの動きのことを指しているようにも思えますが、それであればわざわざこの言葉に「ノースブルー」と、海域を用いることはないでしょう。
そのため、このノースブルーの闇というのは、ドフラミンゴファミリーにとどまらず、より大規模なものを指すことは間違いないでしょう。
考えられるのは例えば以下のような事柄です。
- ドフラミンゴの取引相手にいてはらならない海軍・世界政府の要人がいた
- フレバンスの珀鉛の件を含む、政府ぐるみの隠蔽の数々
- ノースブルーで40年続く戦争の黒幕
コラソンは、フレバンスで珀鉛により病をおってしまったローと行動をともにしていましたから、フレバンスの件についても注力していたはずです。
また、設定上はノースブルーで40年戦争が続いており、それは国が海賊を雇って行っているものでした。ドフラミンゴはその戦争を商売としていた可能性も高く、商売相手が判明することで、その戦争を引き起こしている黒幕が明らかになる可能性も高いでしょう。
個人的にはコラソンが、海軍という組織ではなくセンゴクの命によって動いている印象がとても強いので、ドフラミンゴファミリーの潜入捜査と、海軍の内部調査も兼ねていたのではないかとも考えています。
つまり、ノースブルーの闇に、海軍が関与している可能性が高く、それが誰なのかをあぶりだすためにも、ドフラミンゴの取引情報を洗い出していたのではないでしょうか。
しかし、それがただ1人であるのならば、いのさきに報告するでしょうから、より組織的なものだったのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで東の海(イーストブルー)そしてグランドラインに関するエピソードが多かったワンピースですが、ここにきてノースブルーの闇をはじめとしたノースブルーに関する話題も増えてきましたね。
ジェルマ王国や、ローの故郷であるフレバンス王国など、まだまだ謎の多いノースブルー。
その闇が明かされるのが楽しみですね。