今回のテーマはルンバー海賊団の船長「ヨーキ」についてです。
ブルックがかつて所属していたルンバー海賊団のヨーキはおそらく死んだものとされていますが、今回は生存している可能性、そしてジュエリー・ボニーと夫婦である説について調べてみました。
ヨーキとは?



ワンピース 50巻 第487話
ブルックが所属していたルンバー海賊団 船長です。
懸賞金額、悪魔の実の能力や覇気の会得の有無については不明です。
ブルック同様音楽を愛しており、ルンバー海賊団の入団条件も「音楽が好きなこと」のみとしていました。
偉大なる航路(グランドライン)に入ったのち熱病に倒れてしまい、海賊を続けることが困難な状況になってしまいました。
凪の海(カームベルト)からの脱出を図りましたが、到底助かる見込みはなく、恐らくは船員に迷惑をかけないための自殺に近い離脱であったと考えられます。

ワンピース 50巻 第487話
ルンバー海賊団を双子岬でまっていたクジラのラブーンがクロッカスからきかされた「ルンバー海賊団はグランドラインを離れた」という事実は、ヨーキらの乗った船がグランドラインを離脱したことから伝えられたものだと思われます。
ヨーキがかかった熱病はケスチア?



ワンピース 50巻 第487話
ヨーキがかかった熱病はおそらく「ケスチア」だと思われます。
リトルガーデン編でナミがかかった病気です。
有毒のダニ「ケスチア」に刺されると潜伏期間を経て発生します。
100年以上前に絶滅したといわれる病気ですが、リトル・ガーデンにはまだケスチアが存在していました。
死亡する可能性が高い病気ですが、適切な治療とワクチンで回復が見込まれます。

ワンピース 16巻 第139話
作中では明らかにされていませんが症状が酷似していることから、ケスチアであった可能性はかなり高いのではないでしょうか。
ケスチアにかかったとするならば、ルンバー海賊団は「リトル・ガーデン」に上陸した可能性がかなり高いです。
また、ブルックが空島の音貝(トーン・ダイヤル)を航海中に商品から手に入れたことからいっても、恐らくルンバー海賊団は麦わらの一味と似たルートを通ってきたことが予想されます。
ヨーキは生きている?


ヨーキがかかったと思われるケスチアはもう病原菌のダニが絶滅したものと思われており、ナミを助けたDr.くれはも「念のため」ワクチンを持っていたというぐらいですから、ヨーキらが助かる見込みはかなり低いです。
さらにはカームベルトには巨大海王類がうようよといますから、戦闘能力が著しく欠如しているヨーキら一行は巨大海王類にやられてしまったことも考えられます。
わずかな可能性として考えられるのは、ルートの先にある「ワポル王国(現サクラ王国)」のある「ドラム島」の船と早々に出会うことです。
ナミが助かったように、医療大国であるワポル王国の人物といきついた先で出会っていたとしたならば、適切な処置を受け、生き延びた可能性があります。
その当時であればワポルはまだ生まれておらずまっとうな政治がおこなれていましたし、Dr.くれはではなく他の医師が対応していたとすればナミを助けた際にヨーキ船長らの存在が語られていなくてもおかしくはありません。
しかし、もし助かったとするならば「なぜ双子岬に戻らなかったのか」「助かったという情報が伝わらなかったのか」という疑問が残ってしまいます。
そんななか、ネットではヨーキが生きていると推測するにあたり根拠とされているのが以下の扉絵です。

ワンピース 64巻 第631話
双子岬でクロッカス・ラブーンと酒を酌み交わす人物、これがヨーキではないかと言われています。
確かに、クロッカスと顔なじみのようですし、髪色も一致します。
個人的には、明らかにワノ国よりの服装であることから別の人物であるような気もしますが、確かに完全には否定できません。
ちなみに、もしヨーキが生きているとするならば80~90歳ほどであるとされています。
ジュエリー・ボニーと夫婦?



ワンピース 51巻 第498話
ジュエリー・ボニーと夫婦である説は、二人のモデルからきています。
ジュエリー・ボニーのモデルではないかといわれている実在する海賊「アン・ボニー」、そしてヨーキのモデルではないかといわれている実在する海賊「ジョンラカム(キャラコ・ジャック)」が夫婦であったためです。
逆にいうとこれ以外の根拠については特に挙げられていないのですが、確かにボニーと接点があるならばヨーキがボニーの若返りの能力で若返っている可能性もありますね。
しかし、ジュエリー・ボニーは南の海(サウス・ブルー)出身ですし、接点はあまりないように思われます。
可能性としては、かなり低いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本編では少ししか登場していないヨーキですが、その人柄には好感がもて、この世にひとりぼっちになってしまったと思っているブルックやラブーンに対しても希望が持てますね。
ぜひ、生存していてほしいものです。