光月おでんは破天荒でありながら、国民から愛されるワノ国の九里大名です。
そんなおでんはいつの間にか「バカ殿」と蔑まれ、侮辱されていたのです。
なぜおでんはバカ殿と呼ばれてしまったのでしょうか。
その裏には涙なしには聞くことができない理由があるのした。
今回は、おでんがバカ殿と呼ばれた理由と、その裏に隠された真実について考察します。
バカ殿とおでんが呼ばれた理由
なぜおでんはワノ国の国民からバカ殿と呼ばれていたのでしょう。
それはおでんへの期待が大きかったからこそでした。
おでんが白ひげやロジャーと共に世界へ旅をしていた時、ワノ国では大きな変革が起こりました。
それは将軍の交代であり、オロチが代理将軍として擁立されます。
オロチが代理将軍として行うことは、ワノ国の国民にとっては辛く、安い日銭で働かされていました。
そんな苦しい生活の中、おでんがワノ国に帰ってきました。
おでんは傾奇者として好奇に思われていましたが、腕っ節ややる時はやる男として認められていた男です。
国民は怒れるおでんが花の都の城へ向かう姿に、大きな希望を抱きました。
しかし、城から出てきたおでんは何と、オロチの城の前で裸踊りをしたのです。
その姿を見た国民はとうとうおでんに愛想を尽かしました。
そのことを歌遊びとして、おでんを軽蔑するのです。
九里のバカ殿光月おでん♪
ヘビににらまれ腰ぬかす♪
笑たらまけよ♪あっぷっぷ♬

ワンピース 第969話 96巻
ワノ国の正当な世継ぎであるおでんへの期待は大きく、人々の最後の希望でもありました。
それを見事を裏切ったおでんに、失望、怒りがこみ上げるのも分かりますね。
しかし、おでんは決して国民を裏切ったわけではありませんでした。
裸踊りをしながら国民にバカ殿と言われていたのには大きな理由があったのです。
自分の地位や名誉を投げ捨ててでもワノ国を守ろうとした真実がそこにはありました。


おでんに隠された真実
おでんのバカ殿に隠された真実とは、全ては国民を守る為だったのです!
オロチに立ち向かった時に、ワノ国に対する復讐者であることがわかりました。
その為、ここで戦争してしまったら国は守れども、国民に大きな被害が出てしまうことは明白です。
そのためおでんはオロチとカイドウと戦うことが出来なかったのです。
そして、さらにオロチが酷い事をしていた事実を知りました。
それはカイドウへの"貢ぎ物"として、大量の武器と数百人もの誘拐された人々をオロチは毎度用意していたのです。
売るか、遊ぶか、殺すかで引き渡されたらおよそ人間の人生は送れません。
そこでおでんはオロチの提案をのむことにしました。
毎週定時刻に「黒炭家」への謝罪の裸踊りをすれば、一回踊るたびに100人の命が救えると。
5年後にワノ国を出国するというオロチとカイドウの約束を信じていたおでん。
裸踊りをしながらも、おでんは各郷を巡り変わりはないかと確認をしていました。
裸踊りがワノ国の国民を救い続けていたのです!

ワンピース 第971話 96巻
そんなことは露知らず、国民は表に見えるおでんを蔑んでいました。
バカ殿と言われ続けようとも、自分にどれだけの侮蔑があろうとも国民を守り続けるおでん。
こんな男は世の中そう簡単には居ないですよね。
自己犠牲の果てに自分の命まで投げ出したおでんは、ワノ国における伝説でしかありません。
こんな男になってみたいと誰もが思える、男の中の男ですね!


まとめ
以上、おでんがバカ殿と呼ばれる理由とその裏に隠された真実について考察しました。
バカ殿なんてとんでもない!
こんな男がどこの世界にいてようか、どこにもありませんね。
おでんの伝説は語り継がれ、その意思もまた生き続けるはずです!