ロジャーは今まで誰も成し遂げていなかった最後の島「ラフテル」に到達し、名実ともに海賊王となりました。
そしてラフテルにある大秘宝を目にすることができました。
その時、ロジャーはそのとんでもねぇ宝を見て、笑ったのです。
他の仲間達も笑い合ったこの宝とは一体なんでしょうか。

ワンピース 第967話 96巻
とんでもねぇ宝とは?
ロジャー達が目にしたラフテルにあるとんでもねぇ宝の正体は何でしょうか。
ロジャーが処刑される直前に、「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ…探してみろこの世の全てをそこに置いてきた」と言いました。
財宝のことを"この世の全て"と言い換えていることが気になりますね。

ワンピース 第1話 1巻
967話にて、ロジャーはラフテルに辿り着き、宝を見つけました。
その日に、"空白の100年""Dの一族""古代兵器""ワノ国と世界の関係"など世界の全てを知ったのです。
つまり、とんでもねぇ宝は世界の全てを知るためのノートかもしれませんね。
宝といえば金銀財宝を思い浮かべそうですが、ロジャー海賊団ほどであればそんな物は見飽きているでしょう。
そのロジャーが笑うほどの物であるということはただの豪華な財宝ではなく、世界を変えることができる財宝だと思えますね。
最後の島に「ラフテル」と名付けたのもロジャー達であり、ジョイボーイの時代に生まれたかったとも話すロジャー。
それだけ800年前の時代が素晴らしいものだとわかったのかもしれません。
ジョイボーイの謝罪文は歴史の本文として残っており、魚人島に置かれていました。
その昔は人類が差別なく暮らしていた時代でしたが、ある出来事が起こり、ジョイボーイはその事を謝ったのかもしれません。
歴史の事実を後世に残し、真の導かれたものが世界をまた元に戻してくれると願ったのでしょうか。
そのことを全て知るロジャー達からすると、皮肉として"とんだ笑い話だ"と笑うしかなかったのかもしれません。


宝を持ち帰らなかった理由
では、ロジャー海賊団が宝を持ち帰らなかったのはなぜでしょうか。
尾田先生は以前に宝は抽象的な概念ではなく、しっかりと形があるものと話しています。
形があるものであれば、ロジャーが持ち帰ってもいいと思われますが、そうはしませんでした。
その理由とはロジャーにとっては不要なものであったのでしょうか。
宝を使用することで世界を征服できる、支配できるものかもしれません。
ロジャーは”支配”には興味がないと金獅子のシキに言っていたことから、使うことはありませんね。

ワンピース
または、独り占めにしてはいけないものであるからかもしれません。
宝を物理的に持って帰ることは可能でしたが、そもそも世界を平和にする為の情報が記されているものが宝とすればどうでしょうか。
レイリーは以前、シャボンディ諸島でルフィ達に「俺たちは早すぎた」と話していました。
ロジャー海賊団では世界を平和にする条件に当てはまらなかったので、宝を持ち帰ることができなかったのかもしれません。
自分達が海賊の頂点であっても、何もできない事実を目の当たりにして笑ってしまったのでしょう。
次世代の海賊のためにロジャーは財宝を残して、世界の平和を託したのかもしれませんね。


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まとめ
以上、ロジャーが笑ったとんでもねぇ宝について考察しました。
金銀財宝ではなく、世界と大きく関わる宝であることは間違いなさそうです。
ラフテルまで辿り着くには赤い歴史の本文が4つ必要であり、それを揃える海賊がルフィであってほしいですね!