å今回は「オールブルー」がテーマです。
サンジが夢見ている伝説的な海、オールブルーは夢物語として語り継がれていますが、グランドラインにいたゼフはオールブルーの存在に可能性を感じていました。
ゼフはなぜオールブルーの可能性を感じたのでしょうか。また、そのゼフの過去についても考えてみました。
ゼフとは?


東の海(イーストブルー)にある海上レストラン「バラティエ」のオーナーで料理長です。
麦わらの一味の料理人で戦闘員であるサンジに料理と足を用いた戦闘を教えた師匠であり父親のような存在です。
サンジと出会う前は、「赫足のゼフ」という異名をもつ足技を使う海賊で、クック海賊団の船長をしていました。
また、偉大なる航路(グランドライン)を1年間航海したにも関わらず無傷で生還を果たした人物でもあります。
クック海賊団としてサンジの乗船していた客船を襲っていた最中にサンジとともに海に落下し、無人島で85日間過ごします。その際に食料をすべてサンジに渡し、自身の足を食べることで生き延びました。
また、ゼフはグランドラインから無傷で帰還し、それなりの強さをもつことが考えられますが、無傷であった理由は「引き際の良さ」「無駄に争わない」といった冷静さを持ち合わせた海賊であったからではないでしょうか。
それらはゼフの血の気の多い人物に対する呆れのようなセリフからも読み取れます。
オールブルーとは?


オールブルーとは、東・西・南・北すべての海に住む魚が一か所に集まっている海のことです。サンジをはじめとするすべての料理人の夢で、ゼフもまた夢見た場所でした。
基本的には伝説とされているため、実際には存在しないと思われています。
しかし、グランドラインで1年を過ごしたゼフはグランドラインにオールブルーの可能性を見たといっています。
これは、どういうことでしょうか。考えられることをまとめてみました。
- オールブルーに行ったことがある人物の話をきいた
- その場所にいるはずのない魚をたびたび確認した
- オールブルーにまつわる現実的な話を耳にした
- オールブルーどころではない数奇な事実を目にした
ゼフは料理人で、ましてや海賊として海で過ごしているわけですから、魚の種類や生息地にも精通しているはずです。
グランドラインで耳にしたり目にした「その場に生息するはずのない魚」の存在によってオールブルーを感じた可能性は高いです。
また、グランドラインにはオールブルーどころではない信じられない生物や環境がありますから、「これなら…」と希望をもったということもありえるでしょう。
個人的にはオールブルーは「ラフテル」もしくは「4つの海流がまじりあう場所」に存在すると考えています。
元ロックス海賊団?元ロジャー海賊団?


ゼフの懸賞金については明らかにされていませんが、新世界編にこれまで登場してきたキャラクターを考えると億超えであることは間違いありません。
また、グランドラインに1年もいながら「無傷」であるのはさらに稀であると考えられます。超新星・最悪の世代も、初登場時は無傷でしたが、いまや大きな傷を負っているキャラクターが多々います。
そのことからも、ゼフがかなりの実力者あることには違いないでしょう。
ネットでは「元ロックス海賊団」「元ロジャー海賊団」ではないかという推測もされています。
初登場時のゼフは65歳でサンジは19歳でした。サンジが10歳の頃にゼフは出会っていますから、当時は55歳です。
このころには、グランドラインから戻っていましたが、その他のキャラクターのセリフから、戻ってすぐであった可能性が高いです。
つまりは53~55歳ごろにグランドラインからでてきたのでしょう。画像をみてもクルーはゼフより年下が多い様ですから、ゼフはそれ以前に別の海賊団に所属していた可能性があります。
ロジャーは処刑された24年前は53歳でしたから、当時30歳前後であったであろうゼフは、同世代でないにしろロジャー海賊団の船員だったということもあるでしょう。
また、ロックス海賊団が活躍していた40年前もゼフが13~15歳であると考えるとバギーやシャンクスのように見習いとして乗船していた可能性もあります。
個人的には、ゼフがグランドラインに1年いて無傷であったこと、オールブルーの可能性を感じたとしていることからグランドラインを制覇している「ロジャー海賊団」の一員であったと考えています。
ロジャーとともにグランドラインを制覇したからこそ無傷での帰還が可能で、ラフテルにもたどり着いたからこそ、オールブルーの可能性を感じたのではないでしょうか。
しかし、シャンクス・ロジャーがかぶっていたルフィの麦わらに反応しなかったことから、もしかするとこの説を唱えるのは難しいのかもしれません…。
いや、知っていたけど黙っていて、ルフィにサンジを託したとか…。
もしロジャー海賊団に所属していないにしろ、同時期に海賊として名を上げているでしょうから、お互いの存在は知っていたはずでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ゼフは扉絵連載でその後について描かれることがありますが、その過去についてはあまり触れられていません。
グランドラインから無傷で戻ったという事実は今思えばかなりすごいことですので、これからゼフの隠された凄さが明らかにされるかもしれませんね。