ルージュは海賊王ロジャーの妻であり、ポートガス・D・エースの実母となる女性です。
エースが生まれる時、ルージュは命をかけて産みました。
それは20ヶ月お腹に宿していたのです。
普通であれば赤ん坊をそれほど長く体内で育てることはできません。
一体ルージュはどうやって20ヶ月もエースを宿していたのでしょうか。
赤ん坊をお腹に宿す期間とは?
一般敵に母親が赤ん坊をお腹に宿す期間はどれくらいでしょうか。
昔から日本では、十月十日と言われています。
これは1月1日に妊娠すると、10月10日に生まれるというわけではありません。
最終月経の1日目を妊娠0日とし、28日を妊娠の1ヶ月分となります。
そして280日間を妊娠期間として、280日目を出産予定日とします。
もちろん個人差がありますので、大体10ヶ月と捉えられますね。
そんな中、ルージュはエースを約20ヶ月もの間腹に宿していたのです。
普通では考えられませんが、どうやったのでしょうか。
ルージュはなぜ20ヶ月宿すことができたのか?
『ワンピース』550話にて、元海軍元帥のセンゴクがルージュについて語っていました。
「ポートガス・D・ルージュ」は父親である「ゴール・D・ロジャー」との子をバテリラという島で宿します。
そしてルージュは20ヶ月もの長い間子を宿していたせいか、エースの出産後命を落としました。
センゴクは「我々の頭にある常識を遥かに超えて」と語っていました。
それは現代と『ワンピース』の世界でも妊娠は約10ヶ月でしょう。
単純に子を思う一心で、ルージュが命懸けの出産をしたと言われていました。

『ワンピース』の世界では、釜茹での刑に処せられているおでんが一時間耐え忍ぶなど、普通ではありえないことを実現させます。
そう考えると、ルージュはエースの為に妊娠期間の二倍を耐えることもあり得そうです。
しかし、今回は何か別の働きによって、ルージュは耐え忍んだのではと考察していきます。
そこで一つヒントになるものがありました。
それはルージュが子どもの名前について語っていたことです。
女の子なら「アン」、男の子なら「エース」、ロジャーがそう決めていたのです。
アンという名前に皆さん、聞き覚えはありませんか。
それはルフィ達と同じ最悪の世代であるジュエリー・ボニーです。

ジュエリー・ボニーの名前の由来はアン・ボニーという女海賊です。
つまり、ボニーはルージュと関係を持つ可能性があるのです。
そんなボニーは悪魔の実の能力者で、自身や他人の歳を変える能力を持っています。
つまり、ボニーの能力によってルージュのお腹の中にいる赤ん坊エースを成長しないように留めたのかもしれません。
そのことによって、20ヶ月もの間お腹の中に宿すことができたのでしょう。
しかし、お腹に宿し続けること自体、大きな負担になることは間違いないので、ルージュは息絶えてしまいました。
普通ではあり得ないエースの誕生ですが、ボニーの協力を考えれば十分あり得ます。


エースとボニーは姉弟関係?
そこで気になるのが、ボニーとエースはどういう関係なのかということです。
ボニーはルージュを助けたと仮定すると、どういう関係が考えられるでしょうか。
エースの母ルージュと姉妹説
ボニーは自分の年齢を様々に変えることができます。
そのため、いつも見る若い姿は仮で、本当はもう少し歳を重ねているかもしれません。
そうなると、ルージュの姉もしくは妹という線は何ら不思議ではないのです。
しかし、もっとエース自身にも関係が深いのではないかと予想します。
エースの姉説
ルージュの子どもであり、エースの姉かもしれません。
小さいながら悪魔の実を食べてしまったボニーはその能力をエースの為に使ったのでしょう。
ボニーが新世界で黒ひげに捕まり、現海軍元帥赤犬に対面した時あるセリフを話していました。
お前が政府から逃げたと聞いた時はひやりとしたがのう…だがもう全て終わった。
この全てが終わったとは何のことでしょう。
それはマリンフォードの頂上戦争で、エースが命を落としたことを指しているのです。
ロジャーの子どもだとバレていたボニーは政府に捕まっていましたが、逃げてしまった。
本来ならエースの居場所や捕らえるために、ボニーを利用したかったのでしょう。
しかし、そのエースが亡くなってロジャーの血を濃く受け継ぐエースはもういません。
ボニーの力や能力ではロジャーの血はあれど、恐るるに足りないということでしょう。
『ワンピース』の物語上では語られない姉弟の愛情があったのかもしれませんね。


まとめ
以上、ルージュはどうやって20ヶ月エースをお腹に宿したのかを考察しました。
ルージュが20ヶ月も妊娠し続けたのは、助けがあるにしてもないにしても普通では考えられません。
いつの時代も親の偉大さには頭が上がりませんね。