今回のテーマは「居眠り狂四郎について」です。
どこか意味ありげな存在の居眠り狂四郎ですが、多くのファンが「実は味方となる存在なのでは…?」と期待している存在でもあります。
そんな、居眠り狂四郎について調べてみました。
居眠り狂四郎とは?


ワノ国の侍で、黒炭オロチに仕えています。また、黒炭家御用達の両替屋であり、やくざである「狂四郎一家」の親分でもあります。
両替家は江戸時代に実在しており、預金や貸付のほか、金銀と銭の両替も行っており、その手数料を利益としていました。いわゆる銀行や金貸し家だといえるでしょう。
江戸時代には、財をなした両替家が増え、その財により武士よりも強い立場にあった者も多かったとされています。
また、遊郭も経営しており、ワノ国ーの花魁「小紫(光月日和)」もそこに属していました。
自らを「将軍の犬」という割にはそこまで黒炭オロチにへりくだっておらず、また遊郭の遊女たちに対しても特に酷い態度をとっていないことから、ある程度の人格者であることを予感させています。
また、ゾロと対峙した様子から、かなりの強さを持つ人物であるとも想定されています。
狂四郎について以前ご紹介した記事はこちら。
光月日和を守っていた存在?



ワンピース 92巻 第928話
ワノ国で老若男女問わず絶大な人気を誇る花魁、「小紫太夫」。
壮絶な美女でありながら、狡猾さと高い演技力をもってして何人もの男をだましては破産させていました。当初は悪女のように描かれていましたが、その後騙された男たちはいずれも悪人であることが分かっています。
また、その正体は光月おでん・光月トキの娘で、光月モモの助の妹「光月日和」であることが分かっています。
お座敷でオロチのことを笑ってしまった禿のおトコ。おトコを守るためにオロチに歯向かった小紫でしたが、それがオロチの逆鱗に触れてしまいます。
その場を収めるため、居眠り狂四郎は小紫を斬りました。
その後、小紫は死亡したものとされ、大々的な葬儀まで行われましたが、実際に小紫は生きており、おトコと共に逃亡し、ゾロらと合流しています。
小紫が死んだものと判断される現在の状況に至るには3つのハードルが生じます。
- 居眠り狂四郎が手加減をする必要がある
- 斬られた小紫を治療する必要がある
- 小紫の遺体を偽装する必要がある
もちろん、居眠り狂四郎が殺し損ね、息がある小紫を遊郭もしくはオロチの屋敷にいた誰かが助け出し、工作した可能性もあるでしょう。
しかし、ゾロとの対峙で居眠り狂四郎の強さが示唆されているなか、ワザとでない限りは殺し損ねたという状況は考えにくいです。
となると、居眠り狂四郎が小紫をあの場から助けるために斬った可能性がかなり高いといえます。
そもそも居眠り狂四郎の遊郭にいたのも、狂四郎が小紫が光月日和だと知った上でかくまっていたためと考えてもなんらおかしくはありません。
ネットでは、狂四郎が小紫を斬る前にかわされた「覚悟は?」「ありんす」という言葉も、二人の中の暗号だったのではと言われています。
以前、敵・味方で左右非対称の傷があるという記事を書きましたが、こうしてみると狂四郎のリーゼントは右より。実際はどうなのしょうか。



元赤鞘九人男?


読者の間でもっぱら噂されているのは、居眠り狂四郎が赤鞘九人男ではないかというものです。
確かに、狂四郎が小紫を光月日和と知ってかくまっていたとしたらその可能性は高いでしょう。また、あえてその話をするかのように狂四郎は度々光月家の復活を口にします。
しかし、オロチをはじめ、お庭番たちなど赤鞘九人男の顔を知っている者たちが多い中、髪型を変えただけではごまかしがきかないでしょう。
となると、霜月康イエのように「赤鞘九人男以外の光月側の人間」というのが年齢からいっても可能性として高いのではないでしょうか。
個人的には、やくざつながりで現在ルフィとともに行動してる「ヒョウじい(花の豹五郎)」と何らかの関係があるように感じています。
どちらにせよ、狂四郎がオロチの元で一計企てていることは間違いないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
次々と赤鞘九人男の正体が明かされ、残りは傳ジローのみとなりました。
傳ジローは人斬り鎌ぞうではないかとの予想もありましたが、それが否定された今、狂四郎の可能性は高まっているともいえます。
実際はどうなのでしょうか。今後の展開が楽しみですね。