いよいよカイドウとオロチを倒すための討ち入りが始まります。
ここで一体どんな作戦でワノ国から鬼ヶ島まで向かう予定だったのか一緒におさらいをしていきたいと思います。
討ち入り作戦はオロチ側のスパイの存在やとんだ奇跡のお陰で紆余曲折を経て今に至っています。
元々はどのような作戦を考えていたのか、そして現在はどう動いているのかを見直すことで今の「ワノ国編」がとても分かりやすくなるでしょう。
討ち入り作戦の全容①
始めに錦えもんによって考えられていた作戦を見ていきましょう。
錦えもんやルフィ達がワノ国に上陸すると、まずは鬼ヶ島の屋敷図を探します。
鬼ヶ島の中に入ってから最小限のダメージでカイドウを倒すためには必要なのです。
その屋敷図は同じ赤鞘九人男のアシュラ童子が手に入れていました。
問題はどうやってワノ国から鬼ヶ島へ行くかということです。
年に一度の火祭りの日はワノ国将軍オロチやその取り巻きが鬼ヶ島へ向かい、ワノ国の警備は最小限となります。
その時が鬼ヶ島へ向かう唯一のタイミングなのです。
しかし一度に港に向かうと討ち入りがバレてしまうので、待ち合わせ場所を決めました。
その為に使ったものが"判じ絵"といい、絵で暗号化した小さな用紙です。
判じ絵に書かれていたのは「火」「鳥が二羽」「ハブ」「逆三日月」でした。

それらの意味は火祭りの日夕刻に刃武港に反逆の意志ある者(光月家など)を集めるという意味となります。
その為錦えもんが集める同志達の待ち合わせ場所は"刃武港"が最初だったのです。
しかしこの作戦は見事打ち崩されてしまいました。
討ち入り作戦の全容②
なぜか作戦がオロチ達にバレてしまったのです。
その為に霜月大名の康イエは命を掛けて作戦を変更しました。
新たに判じ絵を同志達に配るようにしたのです。
それは「ハブ」の絵に2本の線が書き加えられたものです。
それを見た錦えもんはすぐに新たな集合場所となったことに気が付きます。
ハブに二本線は"足"を付けたと考え、"常影港"と理解しました。
同じく赤鞘九人男の仲間達にそのことを伝えます。
おそらく他の何千の同志達もわかっているはずだと火祭り当日港で待つのです。
しかし、夕刻になっても同志は誰一人として来ませんでした。
そう、この作戦すらもオロチにはバレていたのです。
何とスパイは赤鞘九人男のカン十郎であった為に、錦えもんの作戦は全て筒抜けとなっていました。
討ち入りは完全に失敗と誰もが思っていたのです。


討ち入り作戦の全容③
オロチは作戦の集合場所である常影港に侍達が集まらないように、橋や外の船を破壊しました。
しかし、少ししてからルフィ達を含む同志が全員無傷で"常影港"に集まることができたのです。
一体どういうことなのかというと、それは壮大な"錦えもんの勘違い"が原因でした。
錦えもんが常影港だと思っていたのですが、その他全員はハブに二本線を「ハブミナト」→「ハ|ブミナ|ト」で波止と理解していたのです。
それは亡き康イエにも所縁のあるところで、刃武港の波止に全員集合していました。
傳ジローはワザと錦えもんが仲間にいる裏切り者を騙す為に常影港に誘導したと考えます。

結果的に仲間達は全員無事で何の妨げもなく、作戦が上手く行ったのです。
しかしこれからが本番であり、鬼ヶ島には強敵が沢山います。
錦えもんの強運を味方につけて、ワノ国で大暴れして欲しいです。



まとめ
以上、討ち入り作戦の全容とは?ワノ国から鬼ヶ島上陸までの航路について考察しました。
様々な困難を乗り越えてやっとスタート地点となります。
上陸してから後は思う存分暴れるだけなので、迫力ある戦いがもう始まるでしょう。