今回のテーマは、赤鞘九人男の1人「カッパの河松」についてです。
"カッパ"と名乗り、実際にカッパに似ている河松ですが実はカッパでもなく、妖怪でもないのをご存知でしょうか?
そんな河松について、その強さを含めていろいろと調べてみました!
カッパの河松とは?



ワンピース 94巻 第948話
ワノ国の大名・光月おでんに仕えていた侍で、「赤鞘九人男」の1人です。
"河童の河松"として知られており、自身も河童であることに誇りをもっています。
悪魔の実の能力などはいまのところ有している様子はありません。
河松は33年前に浜辺でたまたま遭遇したイヌアラシ・ネコマムシと共に"異形の者"として迫害を受けているところを、光月おでんに助けられ、光月おでんの元に転がり込みます。
そして20年前、四皇・カイドウ率いる百獣海賊団と黒炭オロチによって、光月おでんのいるおでん城が攻められた際、残された光月日和と共に城を抜け出し、その後も日和を守るため尽力しました。
しかし、そんな河松に申し訳なさを感じた光月日和が自ら河松の元を離れ、必死に探すも河松自身が捕らえられてしまい、13年間投獄されていました。
投獄中はずっと1日1匹の毒魚のみを食事として与えられましたが、それでも生き延び、後に投獄されたルフィらと合流し、脱獄に成功します。
河松の強さは?


侍・力士であるため、相撲技と剣術を得意とします。
流桜(武装色)を会得しており、高いレベルで流桜を会得しているヒョウ五郎と同等の力を持っているとされています。
流桜によって、相手に触れることなく吹き飛ばすことが可能です。
また、投獄されていた際、食事として与えられていた毒魚の骨が抜かれていたのも、その骨によってかなり威力のある攻撃ができるという理由からでした。
作中では、看守が骨を抜き忘れてその骨で攻撃されるという描写があります。

ワンピース 93巻 第935話
また、赤鞘九人男において明確な強さの順位付けはされていませんが、かつて錦えもんが"見つかれば100人力"と表現していたのが以下の3人です。
- 傳ジロー
- 河松
- アシュラ童子
さらには、これまでに登場した赤鞘九人男のなかでも流桜を会得しているものがいなかったことから、赤鞘九人男のなかでもより力を持った人物だといえるのではないでしょうか。
実はカッパではない?


河松は"河童の河松"と呼ばれ、本人も"河童"であると名言していますが実際には魚人だということがわかっています。
またSBSでは、何の魚人かという質問に対して、作者が以下の様に回答しています。
トラフグです。が、本人が河童だと言い張っているので、カッパでお願いします!
引用:ワンピース 96巻 SBS
ということで、河松は"トラフグの魚人"なのだそうです。
河松とその母がワノ国にたどり着いた際、ワノ国は鎖国状態にあったため、魚人・人魚に免疫のないワノ国の人々によって迫害を受けます。
そのため、その迫害を少しでも回避しようと考えた母親から、ワノ国でもその存在が語られている"妖怪"の"河童"だと名乗るようにと言われたのがきっかけとなのだそうです。

ワンピース 95巻 第963話
ちなみにトラフグとは、食用のフグの中でも高級とされており、毒を有するために調理する際には免許が必要です。
特に肝臓と卵巣に強い毒を持ち、顎の力がかなり強いのだそう。
そのため、生きているフグの口に指を入れるのはタブーだとされています。
これから先、河松の"毒"を用いた攻撃や"噛みつき"といった攻撃も見れるのでしょうか。
まとめ
ワノ国編に入り、ずっとその正体がわからなかった「アシュラ童子」「河松」「傳ジロー」でしたが、ついに3人そろい踏みとなりましたね。
特に河松は"河童の河松"という異名から、ワンピースの世界に"妖怪"という存在がいるのかどうかが一部のファンで話題となっていましたが、実際には河童ではなくトラフグの魚人だということがわかりました。
しかし、まだまだワノ国には妖怪なのかな…?といったキャラクターも多数登場しており、実際のところはまだわかりませんね。