今回のテーマは、"海賊王"のゴール・D・ロジャーらが率いる「ロジャー海賊団」についてです。
偉大なる航路(グランドライン)を制覇した唯一の海賊団である彼らと旅をしていた、ワノ国の大名・光月おでんとその妻・光月トキ。
そんな2人の子供もロジャー海賊団の船に乗船していましたが、そんな2人を前にロジャーは、「赤ん坊なんて久しぶりだ」と発言します。
このセリフは、一体なにを意味しているのでしょうか?
ロジャー海賊団とは?



ロジャー海賊団とは、"海賊王"のゴール・D・ロジャーを船長とする海賊団です。
25年前に偉大なる航路(グランドライン)を制覇し、その到達点であるラフテルに上陸。物語の最終目的であるひとつなぎの財宝(ワンピース)を知る存在でもあります。
24年前にロジャーが病を理由に海軍に出頭、処刑をされたことで解散。その際にワンピースに言及したことで世は大航海時代となりました。
また、"Dの意思"や"空白の100年"など、作中で重要とされるワードついても、その意味するものを知っているとされています。
クルーには双子岬で登場したクロッカス、ルフィに覇気を会得させたシルバーズ・レイリーなどがおり、さらには王下七武海・バギー、ルフィが海賊となるきっかけをつくった四皇・シャンクスも見習いとして乗船していました。
さらに、ワノ国編ではワノ国大名・光月おでんとその妻・光月日和、その子供である光月モモの助、光月日和、そして家臣であるネコマムシ・イヌアラシも一時的なクルーであったことが分かっています。
「赤ん坊なんて久しぶりだ」というセリフの意味


元々は白ひげ海賊団の船に乗船していた光月おでん。
しかしその後、ロジャー海賊団と白ひげ海賊団が対峙した際に、おでんがポーネグリフを解読できることを知ったロジャーが、1年だけでいいので自分の船に乗船して欲しいと懇願。
おでんもそれを了承し、ロジャー海賊団に移ることになります。
その後、ロジャー海賊団の元で妻・光月トキが光月日和を出産。
ロジャー海賊団は「赤ん坊なんて久しぶりだ」と喜びに沸きます。

最初、この「久しぶり」というのが、「光月モモの助以来」という意味かとも思いましたが、光月モモノ助は白ひげ海賊団の元で誕生しています。
ロジャーも「赤ん坊なんて久しぶりだな」というセリフのあとに「モモの助に日和か!!」と続けています。
そのため、モモの助も"赤ん坊"とカウントされているとみられ、日和~モモの助ぐらいの年齢の赤ん坊と接していた過去があると推測できます。
また、レイリーが「昔を思い出す」と言っており、"昔"という表現から10年程度、もしくはそれ以上前の話ではないかと思われます。
過去にもロジャー海賊団に赤ん坊が?


ロジャー海賊団に所縁のある赤ん坊というと、真っ先に思い浮かぶのが「ロジャーの子供」です。
しかし、当時ロジャーはまだ子供がおらず、ラフテル上陸の後もそれがわかる会話がなされています。

他に可能性としてあるのは「ロジャー海賊団船員の子供」ですが、ただそれだけではこのような意味深なセリフは発しないでしょう。
そこで思い出すのが、ロジャー海賊団の船員としては異様に若いバギーとシャンクスです。
個人的にはこのバギーとシャンクスが赤ん坊の頃にロジャー海賊団に拾われ、育てられたのではないかと考えています。
ネットでも、このバギー・シャンクス説が有力視されているようで、あまり他の説はみかけませんね。
また、作者は"未回収の伏線"というか、"SBSでの回答のみ"で終わらせるだけという設定も多いので、サラっと流されて終わってしまうパターンの可能性が高いでしょう。
まとめ
ロジャー海賊団にいたであろう、"赤ん坊"の正体。
恐らくはバギー・シャンクスのことを指しているのでしょうが、これが大きな伏線となるのか、それとも単なる小さな設定の1つなのかはまだ判断できかねます。
恐らく、後者であればSBSなどで触れられるでしょうし、前者であれば"シャンクスの過去"や"シャンクスの出生の秘密"などに関わる伏線となるかもしれません。
もちろん、実はバギーの…ということもありえるでしょうが、可能性は低そうですね。