今回のテーマは、かつてゾロが所有していた刀「三代鬼徹」についてです。
現在はワノ国編で「二代鬼徹」が登場。その刀がゾロの手に渡るのか、そして「初代鬼徹」は誰が所有しているのかが、読者の間で注目されています。
現在ゾロが所有している「三代鬼徹」は東の海でゾロが手にしたものですが、なぜ"最弱の海"といわれる東の海(イーストブルー)に、三代鬼徹は流れ着いたのでしょうか?
三代鬼徹とは?


ワノ国の鬼徹一派によってつくられた刀のうちの1本。
初代鬼徹は最上大業物12工、
二代鬼徹は大業物21工、
三代鬼徹は大業物の下の良業物50工に次ぐ、業物に分類されます。
業物の分類については以下の記事を参照してください。

ゾロはこの刀を東の海(イーストブルー)のローグタウンにある、いっぽんマツの店で購入しました。
三代鬼徹は「妖刀」とされており、手にした剣豪は度々悲運な死を遂げてきました。そのため、本来ならば100万ベリーはくだらない「業物」であるにも関わらず、1本5万ベリーでたたき売りされていました。
同じ店を訪れていた、たしぎがゾロに三大鬼徹をすすめ、ゾロが妖刀と知りながら、刀と腕をかけた"力試し"を行った末に迎え入れる様子は名シーンの1つといえるでしょう。

ワンピース 11巻 第97話
また、二代鬼徹はルフィが一時的に所持しており、初代鬼徹については行方がわかっていません。読者の間では、五老星の一人が所有している説が有力視されています。
東の海(イーストブルー)とは?


偉大なる航路(グランドライン)と赤い土の大陸(レッドライン)により、4つに分けられる海の1つです。
主な国家はルフィらの故郷、「フーシャ村」のある「ゴア王国」だとみられます。
そのほかには、麦わらの一味のゾロ・ナミ・ウソップの生まれ故郷や、サンジの働いていた海上レストラン「バラティエ」、さらにはかつての海賊王「ゴール・D・ロジャー」の処刑されたローグタウンなど、作中において重要なエリアとなっています。
また、かつてシキが「最弱の海」と言い表したように、東の海で活動する海賊の懸賞金のアベレージは300万ベリーと、新世界と比べ物にならないほど海賊たちの懸賞金は低い状況にあります。

ワンピース 11巻 第96話
東の海に関する記事はこちら。


なぜ三大鬼徹は東の海に?


そんな"最弱の海"と表現される東の海に、なぜ三代鬼徹はあったのでしょうか。
ドラマチックに考えるのであれば、「ゾロ(しかるべき剣士)の手に渡ることが決まっていて、その時を待っていた」ということが考えれます。
実際にゾロには、ワノ国に関するルーツがあると考えられており、同じくワノ国で生まれた鬼徹となんらかの由縁があってもおかしくはないでしょう。
また、考えられるのはワノ国から東の海に渡ったとされる、「霜月」の一族の誰かが、くしくも命を落とし、所有していた三代鬼徹がローグタウン周辺の刀屋に売られるも、妖刀が故に所有できるものがおらず、ずっとあの界隈に留まっていた…というパターンです。
東の海懸賞金平均アベレージは300万ベリー。
その刀の価値を知っていても、使いこなせず命を落とす。もしくはある程度剣士として実力はあるものの、だからこそ三代鬼徹のもつ妖刀としての力がわかり、所有を拒む…。といった形で誰も所有できる者がいなかったのでしょう。
そのため、「いかにローグタウンに三代鬼徹を所有できるほどの実力を持つ剣士がいなかった」ということがわかります。
新世界レベルの海賊・剣士がほとんど存在せず、また、訪れもしなかったということでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
作中ではかなり重要なエリアとなっている東の海。
しかし、他の海に比べてはるかに海賊たちの実力は低いことがわかっています。
これらがたまたまなのか、なにか理由があるのかについてはわかりません。
今後、三代鬼徹を東の海に持ち込んだ人物についてや、東の海に関する秘密が明かされる可能性もあるかもしれませんね。
ゾロの刀については、こちらもご覧ください。