ついに8月9日(金)に公開された映画「ONE PIECE STAMPEDE(ワンピーススタンピード)」ですが、皆さんご覧になりましたでしょうか。
今回はワンピーススタンピードの盛大なネタバレを記事にしたいと思います。
ついに明かされたワンピースの正体や、ゲスト芸能人の声優の評価は?
映画を楽しみにしている方はご覧にならないでください。
あらすじ


海賊の、海賊による、海賊のための、世界一の祭典、海賊万博。
「祭り屋」と呼ばれる万博の主催者ブエナ・フェスタからの招待状を手にしたルフィたち麦わらの一味。導かれるまま会場に着くと、華やかなパビリオンが所狭しと並び、世界中から海賊たちが群がり、大きな盛り上がりをみせていた。
そこには勢揃いした“最悪の世代”キッドやベッジ、ホーキンスにボニー、さらにはバルトロメオ、キャベンディッシュの姿も!全員の目的はただ一つ、万博の目玉「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」。
宝を手に入れ名を上げたい海賊たちによるお宝争奪戦の火蓋が切られた!しかし、海賊たちが熱狂する万博の裏では、別名「最悪の戦争仕掛け人」フェスタの凶行が張り巡らされ、海賊たちを一網打尽にしようとスモーカーたちによる海軍の潜入捜査までもが動き始めていた―――。
時代の覇権を左右するお宝争奪戦が熱を帯びる中、突如、元ロジャー海賊団「“鬼”の跡目」と呼ばれた男ダグラス・バレットが乱入。ルフィたちの前に恐るべき脅威となって立ちはだかる!
事態の収束を諮る海軍は大将“藤虎”イッショウ、“黄猿”ボルサリーノ、さらには王下七武海“海賊女帝”ハンコック、“千両道化”バギー、“世界最強の剣士”ミホークをも召集し、狂乱する海賊と激突!加速する戦乱にはさらに“元王下七武海”クロコダイル、“革命軍参謀総長”サボ、“CP-0”ロブ・ルッチまでもが其々の目的のため姿を現した!
お宝争奪戦と海賊万博は予測不能の大混乱へと陥って行く!
世界狂乱の宴を目撃せよ!!
引用元:(東映公式サイトより)
具体的な見どころを完結にまとめると…
- 海賊万博で最悪の世代や麦わら大船団の一部が集結
- スモーカーなども潜入捜査で登場
- ロジャー海賊団の宝について明らかにされる?
- 新たな元ロジャー海賊団団員の登場
- 海軍大将の登場
- ハンコックをはじめとする七武海の登場
- クロコダイル・サボ・ルッチの登場
とにかくキャラクター勢ぞろいといった印象ですね。
ロジャー海賊団の宝についても気になるところですが、ハンコックやクロコダイルは久々の登場となりますから、ファンにとってはたまらないのではないでしょうか。
ストーリーのネタバレ


実際に映画を鑑賞してみて、ストーリーのネタバレを簡単にまとめると以下のようになります。
- 黒ひげが脱獄を促したインペルダウンでダグラス・バレットも脱獄
- バレットは脱獄後、ブエナ・フェスタと手を組む
- フェスタは海賊万博で世界中の海賊を集める
- 海賊たちの狙いは「ロジャーの残したお宝」
- 最悪の世代を中心に争奪戦がはじまるが、そこにバレットが乱入
- バレットがとにかく強く、歯が立たない
- バレットによって「ロジャーの残したお宝」が「ワンピース」だと判明
- 潜入捜査していたたしぎ・スモーカーとは別に海軍が大勢押し寄せる
- フェスタが海軍を呼び寄せ、バスターコールを誘発していた
- バレットの目的は海軍・海賊をすべてつぶし、「最強」となること
- フェスタの目的はロジャーよりもすごい祭りを引き起こすこと
- バレットはガチャガチャの実の能力であらゆるものと合体し、巨大化
- 海軍はバスターコールを発動
- クロコダイルの入れ知恵で、ローが作戦をたてる
- 作戦とは、バレットが変形するタイミングでローが能力で隙をつくる
- そこを居合わせたサボ・スモーカー・ハンコック・クロコダイルで攻撃
- 最後にルフィが本体のみとなったバレットを攻撃して打破
- 打破には序盤でウソップが仕込んだ"緑星"がかなり効果を発揮した
- 最後、バスターコールは解除されるも海軍が多く、脱出が困難
- 突然、海軍を阻む火の壁ができ、麦わらら海賊は脱出が可能に
- 火の壁はサボ、そしてアンのビジョビジョの実の能力で現れたエースによるものだった
事前情報でかなりのキャラクターが登場することはわかっていましたが、最初から一気に登場するというわけではなく、段階的に登場するので「おおっ」と思うシーンがかなりありました。
また、海賊や海軍といったキャラクター以外にも、「パンダマン」「はっちゃん」「ケイミー」といった、セリフがなくともこっそり登場しているキャラクターも多く、それらのキャラクターを探すのも楽しいです。
そしてなんといっても、最後の「エース」の登場はかなり感激しました。
そもそも、アンは東京ワンピースタワーの「LIVE ATTRACTION シリーズ」に登場していたオリジナルキャラクターで、なぜこの映画で登場したのかが不思議ではあったのですが、彼女の超人系(パラミシア)悪魔の実「ビジョビジョの実」の能力者のためだったんですね。
ビジョビジョの実の能力は、絵や写真に触れ、それを幻として浮かび上がらせることができます。そのため、最後にサボがアンに依頼してエースの幻をだしてもらうためだったのです。
ワンピース(ひとつなぎの秘宝)の正体が明かされた


ワンピース(ひとつなぎの秘宝)の正体
この映画でいうワンピース(ひとつなぎの秘宝)とは、ずばり「ラフテルへのエターナルポース」でした。
つまり、ラフテルに直行できる道しるべということになりますね。
そして、「最悪の世代」をはじめとする多くの海賊万博に参加した海賊たちは、まさかワンピースがその場にあるとは思ってもいなかったようですが、以下のキャラクターたちはそれを見越して、その場に集結していたようでした。
- クロコダイル
- ロブ・ルッチ
- 海軍本部
海軍本部は、そのラフテルのエターナルポースが世にでては困るため、それを消滅させようとしますし、ロブ・ルッチはCP0として、世界政府の命でそのエターナルポースを狙っているようでした。
クロコダイルはラフテルに行くべく、そのエターナルポースを狙っていたようですが、なぜクロコダイルが「ロジャーの残したお宝」=「ワンピース」=「ラフテルのエターナルポース」であることを知っていたかは不明です。
また、作中ではクロコダイルはバレットに対し「数十年ぶりだな…」と発言しています。
過去に新世界にいたことを匂わせているなど、謎多きクロコダイルですが、数十年前を2~30年前ほどであると仮定すると、16~26歳ごろにバレットとなにかしらの因縁があったことがうかがえます。
また、バレットもクロコダイルと同年代であり、数十年前にバレットも同じく16~26歳ごろであったと考えられます。
となると、バレットがロジャー海賊団に所属していたころに出会っている可能性が高いですね。
そこで、劇場で配られた特典の「巻壱萬八拾九」で確認したところ、バレットがロジャー海賊団の船を降りた翌年(26年前)、当時19歳のころにクロコダイルと戦っていたことがわかりました。
ちなみに、決着はつかなかったそうです。
バレットがインペルダウンで長らく鍛えていたことを差し引いても、当時のクロコダイルの強さがうかがえますね。
「プルトン」について知っていたこともあり、今後も、クロコダイルは作中で大きく動きそうな予感がします。
ワンピース(ひとつなぎの秘宝)はどうなったか
それでは、映画でラフテルエターナルのポーズはどうなったのでしょうか。
結論、手にしたルフィが「こんなものはいらない」と粉砕します。
周囲は驚愕し、激怒しますが、いかにもルフィらしい決断ですよね。映画を見ていたファンもおそらくみんなが予想していたでしょう。
本当にワンピース(ひとつなぎの秘宝)だったのか?
そもそも、ラフテルのエターナルポースは本当にワンピース(ひとつなぎの秘宝)だったのでしょうか。
ラフテルのエターナルポースが生まれたのは、ロジャー海賊団のクルーが勝手に作成したからでした。しかし、その事実を知ったロジャーは怒り、それを海へと投げ捨てます。
海に投げ捨てられたエターナルポースは海中深くに沈み、海王類の腹の中へと消えていきました。
そしてこの海王類の腹の中でエターナルポースをみつけたのが、フェスタでした。
フェスタは海難事故で海王類に食べられてしまい、世間一般では死んだものとされていましたが、「巻壱萬八拾九」では、実はその海王類の腹でエターナルポースを見つけ、それを手にして命からがら逃げ延びたとされています。
しかし気になるのは、ロジャーの意図に反して作成されたエターナルポースが、本当にロジャーのいうワンピースだったのかという点です。
ロジャーのセリフからは、どうしてもラフテルのエターナルポースがワンピース(ひとつなぎの秘宝)であるとは思えません。
結局は、バレットが勝手にラフテルのエターナルポースをそう表現しただけで、ロジャーの意図するワンピース(ひとつなぎの秘宝)は他にあるのではないでしょうか。
また、エターナルポースを海に投げ捨てた際、レイリーが「ワンピース(ひとつなぎの秘宝)か…誰が見つけるんだろうなあ…」と口にすると、「そりゃ俺の息子だろう」とロジャーは答えます。
ロジャーの息子といえばエースですが、すでに亡くなっており、このセリフがどうも意味深で、なにかの伏線ではないかとも考えてしまいます。
芸能人声優の評価は?


今回ゲストとして声優をつとめた芸能人は以下の3人です。
- 歌姫アン役:指原莉乃(元AKB48・元HKT48)
- ドナルド・モデラート役:山里亮太(南海キャンディーズ)
- ブエナ・フェスタ役:ユースケサンタマリア
また、竹中直人さんも複数の役でカメオ出演しています。
芸能人のゲスト声優というと、賛否両論あり、多くのケースで酷評されることが多いですが、今回の3人は個人的にはとても素晴らしかったと思います。
特に、ユースケ・サンタマリアさんは、事前にフェスタ役だと知っていながらも「えっこの役だったよな」「これがユースケ・サンタマリアだよな」とわからなくなるほど、うまかったです。
また、声優のイメージのない指原莉乃さん、山里亮太さんも素晴らしく、ネットでも高い評価を得ています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
映画では、セリフがなくとも登場しているキャラクターがたくさんいますし、見どころもとても多かったです。
個人的には「ノックアップストリーム」など、要所要所で流れる過去のアニメ主題歌「ウィーアー!」にかなり感動しました。
ワンピース好きの人にはぜひ見てほしい映画となっています。