今回は「康イエ・リューマの名字」がテーマです。
康イエ・リョーマの名字が「霜月(シモツキ)」であることが判明しましたが、ゾロの故郷である「シモツキ村」とは関係があるのでしょうか。
霜月康イエとは?



ワンピース 92巻 第929話
トの康と名乗っていたワノ国えびす町に住む男で、おトコの父親です。
その正体は上流家庭から金を盗んでは弱者にバラまく「丑三つ小僧」であったことがわかっています。
登場当初は太鼓持ちをするようにゾロを持ち上げる様子から、お調子者の媚びが得意なキャラであると思われていましたが、実際は他人への優しさにあふれる人格者であることがわかっています。
また、丑三つ小僧として黒炭オロチの手によって捕まった際、かつては光月おでんと同じく百舞の大名「霜月康イエ」であったことが明かされています。

ワンピース 93巻 第942話
ルフィや錦えもんらが計画していた反乱がバレ、仲間の印である入れ墨が入った多くの者が捕らわれているなか、康イエは「反乱は自分が吹聴した嘘」「入れ墨は単に昔のはやりの柄」だということを強調します。
これにより、反乱の計画は頓挫することなく、また反乱の灯が消えずに済むことになりました。
個人的には、康イエはこのために「わざと」捕まったのではないかと考えています。
これについては、多くの読者がそう感じたのではないでしょうか。
娘であるおトコを残して死ぬ覚悟で、わざと捕まったのかというと少し迷いが生じますが、これまで捕まることのなかった丑三つ小僧の康イエがあのタイミングで捕まるというのは、やはり自らの意思を感じます。
リューマとは?



ワンピース 48巻 第467話
ワノ国の偉大なる英雄とされる伝説の侍です。
病死したのち、Dr.ホグバッグによって遺体が盗み出され、スリラーバーグにおいてゾンビ化していました。
ゾンビ化にあたってはブルックの影がいれられていましたが、ロロノア・ゾロに敗れ、所持していた名刀「秋水」をゾロに譲り倒れました。
名刀秋水はワノ国において国宝とされており、それを所持していたゾロはしばしば「墓泥棒」だと勘違いされています。

ワンピース 70巻 第699話
リューマの名字については、作中では明らかにされていませんでしたが2019年7月に発売された「VIVRE CARD」によりリューマの名字が「霜月」であること、ワノ国「鈴後」の出身であることが判明しました。
シモツキ村との関係は?ゾロにもルーツが?


「霜月」という名字で連想されるのは、やはりゾロの出身地「シモツキ村」ではないでしょうか。
シモツキ村といえば、当ブログでも「大工のみなともさん」の記事で紹介したように、ワノ国とのルーツがささやかれている村です。

SBSでは、ワノ国と東の海のルーツについて作者がこう語っています。
どうやら何十年か前にワノ国の船が“東の海”に到達したという事実があるようなんです。
その時の子孫が皆さんの知るとある人物なわけですが…。
これは本編でやるかもなのでまだ話しません。本筋ストーリーではない、ちょっとしたお話ですが。
(ワンピース 92巻 SBS)
当ブログでは、この東の海でたどり着いた先が、「シモツキ村」であると予想しています。
理由は以下のとおりです。
- 屋根に瓦を使っている
- 剣術(剣道)を学んでいる
- 墓も他の地域と異なりワノ国と似通っている
また、くいなの父であるコウシロウが着ている着物に描かれている意味深なマークから、コウシロウが光月おでんに仕えていた「赤鞘九人男」ではないかという噂もあります。

ワンピース 63巻 第617話
作者のいう「何十年か前」が、20年前だとすれば、光月おでんがカイドウに破れてしまった頃となり、ワノ国の一部の住人がシモツキ村へ逃げてきたという可能性は高いです。
その場合、ゾロも当時1歳でワノ国からシモツキ村へやってきたことになり、ワノ国の子孫である可能性がとても高いです。
特に今回判明した康イエ・リョーマの名字が「霜月(シモツキ)」であることから、シモツキ村をまとめている人物が霜月家に所縁があることには違いないでしょう。
となると、実はゾロはリョーマの子孫で、実は名刀秋水は受け継がれるべき人物の手に渡っていた…といった展開もあり得るかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いよいよ核心に迫ってきたワノ国編。
ゾロの故郷、シモツキ村そしてコウシロウの謎が明らかになるものすぐかもしれませんね。