黒ひげ海賊団は現在四皇まで登り詰めている海賊で、勢いでいえば一番ある海賊です。
10人の巨漢船長と提督であるティーチによって構成されています。
しかし、現在明らかになっているのは9番船船長までであり、10番船船長は明らかにされていません。
一体誰が10番船のトップに立っているのでしょうか。
もしかしたら意外な人物が黒ひげ海賊団の船長かもしれません。
黒ひげ海賊団のメンバーとは?
10番船船長を考察する前に、黒ひげ海賊団のメンバーについて振返ってみましょう。
黒ひげ海賊団提督黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)
現四皇のティーチは懸賞金22億4760万ベリーの大海賊にのし上がってきました。

ワンピース 第925話 92巻
元は白ひげ海賊団に所属しており、エースが二番隊隊長を任される前から二番隊に所属していた古株です。
白ひげ海賊団が海賊王ロジャー率いるロジャー海賊団とその昔戦ったことがあります。
その時に幼少のティーチに対し、見習いだったシャンクスとバギーはずっと寝ない異質な体質に既に脅威を感じていたのです。
実際、同四皇であるシャンクスの左目の傷をつけたのは、ティーチなのです。
それだけ謎に満ちた力を持っているということでしょう。
ティーチは白ひげという大きな器の中にひっそりと隠れ、いずれ自分の時代を迎えると時を待っているような人間でした。
その為、白ひげ海賊団4番隊隊長サッチが自然系悪魔の実ヤミヤミの実を手にした時、仲間殺しをしてまで奪い取ります。
その後エースが自責を感じ捕まえに行きますが、闇の力の前にエースは敗北し、白ひげ海賊団率いる艦隊vs海軍という頂上戦争を迎えることとなりました。
ティーチはそうなることが分かっていたかのように、その隙にインペルダウンから最悪のLevel6の脱獄囚を仲間にし、マリンフォードへと向かいます。
そして海軍との戦いで疲弊した白ひげを殺し、ヤミヤミの実だけではなくグラグラの実も手に入れました。
悪魔の実を二つ有している特異体質とその残忍さから、今一番海賊王に近いのではないかと言われています。
何より名前にある”D”が気になりますね。
『ワンピース』の主人公ルフィの名にもある”D"は神の天敵と言われ、何か事件を巻き起こすとされています。
今後もティーチの動きには要注意で、必ずルフィと戦う時が訪れるでしょう。
1番船船長ジーザス・バージェス
黒ひげ海賊団結成時から所属する初期メンバーの一人です。
1番船船長を任されているということは、初期メンバーであり、一番ティーチが信頼を置いているからでしょう。
見た目はプロレスラーのようで、異名は「チャンピオン」です。

ワンピース 第767話 77巻
かなりの怪力の持ち主でその性格も好戦的なため、粗暴な戦闘スタイルをしています。
しかし、ドレスローザではメラメラの実を得るために参加したバトルロワイアルでは大した強さではないことが分かりました。
革命軍の参謀総長とは言え、サボに圧倒的な力の差で負けていたのです。
ただ、それで簡単にやられて終わりではなく、革命軍の船底にしがみついて革命軍本部バルティゴを突き止めるのです。
転んでもただは起きぬこの性格こそ、強さともいえるでしょう。
2番船船長雨のシリュウ
元インペルダウン看守長で、あの監獄署長マゼランと互角の力を有している人物です。
性格はかなり極悪で、暇つぶしに囚人を斬りまくっていたほどです。
その為にマゼランはシリュウをLevel6に幽閉したのですが、黒ひげが現れたことで仲間となりました。

ワンピース 第925話 92巻
武器は刀を使い、敵を斬って斬って斬りまくる戦闘スタイルです。
元々は能力者ではありませんでしたが、後にスケスケの実の能力を手に入れて、さらに厄介な強さを持ってしまいました。
3番船船長ヴァン・オーガー
黒ひげ海賊団の初期メンバーでスナイパーの役割を担っている人物です。
数キロ離れたところからでも、小鳥を仕留められるほどの狙撃の精度を持っています。
異名は音越で、ヴァン・オーガーの狙撃スピードを物語っているのでしょう。

ワンピース 第222話 24巻
4番船船長悪政王アバロ・ピサロ
インペルダウンに幽閉されていた海賊で、見た目はライオンの様な怖さを持つが言葉の語尾に「ニャー」とつくかわいらしさを持っています。
異名は悪政王で、捕まる前まではかなり国民を苦しめていた悪王であったことが伺えます。
現時点で能力やその強さは不明ですが、その秘めたる力を発揮するのももうすぐでしょう。

ワンピース 第576話 59巻
5番船船長鬼保安官ラフィット
黒ひげ海賊団の初期メンバーで、直接マリージョアに乗り込んで、黒ひげを王下七武海に入れるよう直談判した人物です。
元々は西の海で名の通った保安官ですが、余りにも度の越えた暴力によって国を追われたのです。

ワンピース 第234話 25巻
ラフィットは世にも珍しい飛行能力を持トリトリの実の能力者ではないかと噂されています。
さらにインペルダウンの時に使用したように催眠術も使えるようで、かなり癖のある男だと言えるでしょう。
6番船船長若月狩りカタリーナ・デボン
インペルダウンの囚人で、史上最悪の女囚と恐れられていました。
異名である若月狩りは、美女の生首を狩り取ってはコレクションしていたことからきているのです。
能力は動物系イヌイヌの実幻獣種九尾の狐で、何にでも変身することができ、まさにマネマネの実の上位互換とも思われる能力でしょう。

ワンピース 第925話 92巻
7番船船長巨大戦艦サンファン・ウルフ
インペルダウンの囚人ですが、いったいこの巨漢はどこに収容されていたのかまるで不明なほどの巨人です。
海中に浸かっても顔が外にはみ出るほどで、巨人族やオーズよりも大きいでしょう。
海の中に居る時、体に力が入らないと言っていることから何かしらの悪魔の実の能力者だと考えられます。
もしかすると体の大きさを自在に操ることができる能力なのかもしれませんね。

ワンピース 第576話 59巻
8番船船長大酒のバスコ・ショット
インペルダウンの収容されていた鼻の長い海賊です。
異名や見た目からわかるようにかなりのお酒好きで、常に巨大なひょうたんを背負って昼夜構わずお酒を浴びています。
もしかしたらそのお酒こそバスコ・ショットの強さの秘訣なのかもしれません。

ワンピース 第576話 59巻
9番船船長死神ドク・Q
黒海賊団の初期メンバーで、船医ではありますが非常に病弱な体質を持っています。
ストロンガーという愛馬に乗って移動していますが、この馬も共に病弱である為、ネタ要素の高い人物なのかもしれません。
ゾロにお礼としてリンゴを渡そうとしましたが、そのリンゴは爆弾入りでありかなりヤバい人物には違いありません。
悪魔の実はリンゴと関連する果物であり、もしかすると悪魔の実の秘密を知っている重要な人物なのかもしれません。

ワンピース 第223話 24巻
以上が、現在ティーチを支えている9人の船長で、どれも強者ぞろいであることは間違いないでしょう。
そんな中、最後の10番船の船長は誰でしょうか。


10番船船長の正体は?
果たして10番船船長は誰なのでしょうか。
これだけ癖のある海賊団なので、それだけの強さを秘めた海賊だと思われますね。
クザン(青キジ)
クザンは現海軍元帥のサカズキと喧嘩をした後、海軍大将の座を捨てて海軍を辞めました。
その後の動きは詳しくは誰も知らず、良からぬ噂も飛び交っています。
その中で、黒ひげと接触しているのではないかとも言われていました。
もしかすると海軍を辞めて、黒ひげ海賊団のメンバーとなったのかもしれません。
元海軍大将が戦力となれば、黒ひげ海賊団はさらに海賊王に近づいたとも考えられるでしょう。
しかし、今回はその線はないと考えます。
クザンは決して悪い思想を持ったから海軍を辞めたわけではなく、サカズキと合わなかったからです。
それで黒ひげ海賊団に所属するというのは少し違和感がありますよね。
もしかするとクザンは革命軍に所属しており、ティーチと接触したのはスパイだからなのかもしれません。
そうだとすると、革命軍の本拠地を黒ひげ海賊団に潰されたことで、クザンから得る情報をもとに大きな戦争がまた起こるのかもしれませんね。
ゲッコー・モリア
恐らく、ゲッコーモリアが10番船船長の座に座っているのではないかと考えます。
ティーチ達に仲間であるアブサロムを殺され、挙句の果てにスケスケの実まで奪われてしまいました。
モリアは怒り心頭で黒ひげ海賊団に立ち向かいますが、現戦力では敵うはずもありません。
そしてティーチはモリアに対し、おれの船に乗れ!モリア!と仲間になることを勧誘しました。
元王下七武海であるモリアを仲間に入れることは、ティーチから見ても魅力的ではあるのでしょう。
ティーチからしても今戦うよりは黒ひげ海賊団の事を知ることで、今後復讐が叶うかもしれません。
お互いにメリットがあると考えるならば、モリアは10番船船長となるのが普通ですね。
厄介な集団である黒ひげ海賊団は今は大人しくしていますが、今後新たな事件を起こすことは目に見えています。
10番船船長が誰なのか、そして今後の黒ひげ海賊団の動きにも注目です!


まとめ
以上、黒ひげ海賊団10番船船長は一体誰かを考察しました。
10番船船長が誰なのかによって、黒ひげ海賊団の強さはもちろん今後の物語の流れも大きく変わりそうです。
誰が仲間であっても、ティーチを脅かす存在になり得るのが10番船船長だと思うので、早く知りたいですね。