今回のテーマは、ヘルメッポの父である初期のキャラクター「モーガン」についてです。
正義であるはずの海軍に所属しながら、「悪」となってしまったモーガンですが、その後は本編にまったく登場していません。
海軍から逃れたあと、彼は一体どうしているのでしょうか?
モーガンとは?



ワンピース 1巻 第4話
モーガン大佐は、東の海(イーストブルー)のシェルズタウンにある支部で、海軍大佐として在籍していました。
「斧手のモーガン」という異名の通り、失った片腕には斧が埋め込まれており、また顎はかつてキャプテン・クロに砕かれたため、人工物となっています。
かつての性格についてはわかりませんが、ジャンゴの催眠術によって、「キャプテン・クロ」を捕らえたと思い込み、その功績によって一気に海軍でも地位をあげます。そのためか、かなり高慢で階級や地位を度々振りかざすような態度となり、統治していた地域では、海兵・一般市民に対して恐怖政治ともいえる悪政を強いていました。
しかし、シェルズタウンを訪れたルフィらによって倒されたのち、海軍によって逮捕。息子のヘルメッポは海軍預かりとなり、自ら入隊を希望したコビーとともに、海兵としてしごかれることになりました。
モーガンはその後、中将であるガープに引き渡される予定でしたが、その際に逃亡します。そして、その後についてはどうしているのかがわかっていません。
この事件がきっかけで、ヘルメッポはコビーらとともにガープ預かりとなり、海兵として大きく成長するきっかけとなっています。
ちなみにモーガンに関しては、こちらの記事でも触れています。


海賊になった?再登場は?


現在、息子であるヘルメッポは海軍少佐というポジションについています。
普通に考えれば、今後「モーガンVSヘルメッポ」という戦いが予想されますが、となるとすれば、モーガンは「海賊」となっている可能性が高いのではないでしょうか。
もちろん、今の状態のままでも「逃亡者」ですから、海軍がヘルメッポを捕らえる理由はあるのですが、海軍から追われている状態のモーガンが生活していくためには、海軍などなんらかの「悪」の存在となっている可能性が高いでしょう。
わずかながらに、悪政を強いておきながらもモーガンに「正義」に関してポリシーやプライドがあり、海賊にはなっていない…という可能性もあるでしょうが、やはり海賊となっている説が有力だといえるでしょう。
扉絵は伏線だったのでは?


モーガンとは反対に、海賊から海軍になった男、それが「ジャンゴ」です。
そんなジャンゴとモーガンは、実は小舟に乗った状態で海上ですれ違っています。

ワンピース 15巻 第132話
2人とも寝ており、お互いの存在には気づいていませんでしたが、この扉絵のタイトルは「運命の入れ違い」。
掲載当時は、催眠術をかけた男とかけられた男がただすれ違った様子を描いているのだと思われましたが、その後ジャンゴは縁あって海軍に。
つまり、「海賊にいた男が海軍に」「海軍にいた男が海賊に」といった、立場の入れ替わりを表しているのではないかと話題になりました。
その後、ジャックなど新しいキャラクターが登場する度に、「その正体はモーガンなのでは?」と期待されていましたが、未だ登場には至っていません。
また、ワノ国編ではモーガンを思わせる相撲取りの名前も。

ワンピース 92巻 第927話
これが、本当にモーガンのことで、相撲取りになっているのか、それとも作者の遊び心なだけなのかは、後々のSBSで明らかにされそうですね。
しかし相撲取り…。武器が埋め込まれてるからダメなんじゃないですかね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ギンやキャプテン・クロなど、インパクトを残しながらも本編に再登場していない初期キャラクターはたくさんいます。
そのなかでも、モーガンは現在も本編で活躍するヘルメッポの父であり、父子対決も望まれていますが、今後どのような形で登場するのかが気になるところですね。