今回は「ジンベエ・アーロン」がテーマです。
意外に忘れられがちですが、アーロンは実は、投獄されていたところをジンベエに解放されており、それによってココヤシ村を征服するに至ったのです。
ジンベエはなぜ、アーロンを解放したのでしょうか?またどのような関係なのでしょうか?
ジンベエとは?


元王下七武海で、現在は麦わらの一味の総舵手です。
魚人島出身のジンベエザメの魚人で、元は「タイヨウの海賊団」船長を務めており、四皇ビッグ・マムの傘下でした。
マリンフォード頂上決戦編において、かつて魚人島を守ってもらっていた白ひげを助太刀したことにより、王下七武海の称号を捨てることとなりました。
現在は、ホールケーキアイランド編でタイヨウの海賊団、そしてビッグ・マムと決別し、麦わらの一味に仲間入りしたことになっています。
しかし、現在進行しているワノ国編で麦わらの一味と正式に合流していないためか、イラストやキャラクター紹介でジンベエが省かれることもあり、ファンの間では仲間入りした認識を持っていない人もいるようです。
懸賞金は4億3800万ベリー。
悪魔の実の能力は持っていませんが、魚人空手・魚人柔術の使い手でもあります。
覇気も会得しており、武装色・見聞色を扱うことができます。
かつてタイヨウの海賊団船長であった「フィッシャー・タイガー」の意志を継いでおり、どんな相手でも殺害をすることはありません。
また、魚人族であるがゆえ、魚と会話することができます。
アーロンとは?


魚人海賊団「アーロン一味」の元船長です。
魚人島出身のノコギリザメの魚人で、元はジンベエと同じく「タイヨウの海賊団」に所属していました。
アーロンパーク編では、ナミの故郷であるココヤシ村を占拠しており、村民からみかじめとして金を巻き上げていましたが、ルフィらによって壊滅させられました。
懸賞金は2000万ベリーです。
悪魔の実の能力を持たず、覇気に関しては明らかにされていませんが、会得していないものとみられます。
かつて、フィッシャー・タイガーの元「タイヨウの海賊団」に所属していたころ、人間の裏切りによってタイガーが死亡してしまった復讐として、海軍に討ち入ろうとしましたが、黄猿(ボルサリーノ)によって返り討ちにあい、投獄されてしまいます。
その後、王下七武海入りしたジンベエによって自由の身となりましたが、ジンベエと共に行動することなく、ココヤシ村に狙いを定め支配を始めました。
ジンベエはなぜアーロンを解放したのか?


ジンベエは王下七武海に入る条件として、かつての仲間であり、また船長の敵討ちに入ったアーロンを釈放しますが、二人の意見は反発してしまいます。
- フィッシャー・タイガーの意志を継ぎ人間と歩み寄ろうとするジンベエ
- フィッシャー・タイガーの死により、人間へ怒りと不信を募らせたアーロン
そのため、アーロンは解放されたのち、ジンベエと共に行動することなく、「アーロン一味」として動き始めたのです。
その際にジンベエは、「アーロンが悪事を働けばその時は自分の手で止める」と考えていましたが、アーロンはその考えすら先読みしており、ネズミ大佐をはじめとする管轄担当の海軍を買収することによって、ジンベエに情報が渡らないようにしていました。
アーロンパーク編では、ヨサクが言うようにあたかもジンベエがアーロンの親玉であるかのような表現がされていましたが、実際にはジンベエはそのアーロンの悪事を最後まで知ることはありませんでした。
アーロンに苦しめられていたナミに関しては、アーロンを解放してしまった張本人として、謝罪をしており、和解にいたっています。
ジンベエとアーロンは兄弟?


ネットでは、一部のファンの間でジンベエとアーロンが兄弟であるという説も流れているようです。
確かにジンベエやアーロンといった魚人族は、先祖いずれかの容姿や特徴を引き継ぐため、見た目が違うからといって兄弟ではないと断定することはできません。
実際に、アーロンと人魚であるマダム・シャーリーは腹違いの兄妹でした。
しかし、個人的にはジンベエとアーロンは兄弟ではないと予想しています。その理由として、兄弟であるならば、その事実も共に麦わらの一味に明かすのではないかと考えられるからです。
ナミに謝罪した際も、アーロンを解放した理由の1つに、自身の兄弟であるからといったことも含めて説明するでしょうから、兄弟である説は可能性として低いと思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
作中で明らかにされている内容でも、ストーリーが進むうえで忘れてしまうことも多々ありますよね。
今一度最初から読み直すと、新たな発見・気づきができるのもワンピースの魅力ですね。