今回のテーマは「四皇」についてです。
ワンピースの世界で圧倒的な力をもつ海賊4人。最近では白ひげ亡きあとにティーチが四皇入りしましたが、それまで四皇の中でも圧倒的に若かったのがシャンクスです。
1人だけ世代が違ったシャンクスですが、シャンクスの前は誰が四皇だったのでしょうか?
四皇とは?



ワンピース 45巻 第432話
偉大なる航路(グランドライン)後半の新世界においてあたかも皇帝かのように君臨する4人の大海賊を四皇と呼びます。
四皇について簡単な特徴をまとめると以下のとおりです。
- 世界政府・王下七武海とともに世界三大勢力となっている
- いずれも多くの船団・傘下・ナワバリを所有している
- ゴール・D・ロジャー死後出来上がったと思われる勢力
- 新世界で海賊たちは四皇に従うか抵抗し続けるしかない
現在四皇といわれている人物は以下の4名です。
- シャーロット・リンリン(ビッグ・マム海賊団)
- カイドウ(百獣海賊団)
- シャンクス(赤髪海賊団)
- マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ海賊団)
マーシャル・D・ティーチはそれまで四皇であった白ひげ(エドワード・ニューゲート)をマリンフォード頂上戦争で倒して四皇入りしました。これにより、世界の均衡が壊れはじめ、白ひげ海賊団の傘下や縄張りをはじめとした各地が混沌と混乱に飲まれていきます。
また、これら4人にモンキー・D・ルフィを加えた「五皇」が誕生するのではないかともいわれています。

ワンピース 90巻 第903話
四皇それぞれについての記事はこちら。
シャンクスとは?


四皇の1人で、赤髪海賊団 船長(大頭)です。
主人公ルフィのトレードマークである麦わら帽子を授けた人物でもあり、命の恩人でもあります。
片腕を失っていますが、その片腕は海に落とされたルフィを助けるために入った際、海王類に食いちぎられてしまいました。

ワンピース 1巻 第1話
強いはずのシャンクスが腕を食われた理由についてはこちら。
懸賞金額については長らく不明となっていましたが、最近40億4890万ベリーであることが判明しました。
悪魔の実の能力については有しているか不明ですが、恐らくは非能力者である説が高いです。また、覇王色の覇気の覚醒者です。
シャンクスについては謎が多く、恐らくは伏線であろうポイントがいくつかあります。
- なぜか所縁のない東の海に長く滞在していた
- バギーとともにロジャー海賊団の雑用だった
- 目の傷は黒ひげにつけられた
- ミホークとは元ライバル?
- 五老星と対話ができる存在
- マキノと結婚している?
このなかでも黒ひげとの因縁や五老星との関係は作中でこれから明らかとなりそうですね。
1巻で東の海(イーストブルー)に長く滞在していた理由については、2つの説が有力です。
- マキノと恋仲になった
- ゴムゴムの実を探していた
- ルフィの存在を知っていて関わりをつくりにきた
作中ではルフィとロジャーの何らかの関係性を匂わす描写がとにかく多いです。そのため、ルフィはロジャーの生まれ変わり説もあり、シャンクスとの出会いは必然であったと考える人も多い様です。
マキノとの関係についても、作中でマキノが出産していることやその質問に対してSBSで作者が匂わせていることからも、かなり可能性は高いでしょう。
ちなみに父親はエース説もでているようです。年齢差から考えると、まあ可能性はゼロではないかなという感じですね。
もしエースだとしたらロジャーの血がまだ現存していることになりますね。
シャンクスの前は誰が四皇?


旧四皇の年齢は以下のとおりです。
シャーロット・リンリン | 68歳 |
カイドウ | 不明 |
エドワード・ニューゲート | 享年72 |
シャンクス | 39歳 |
カイドウの年齢については分かっていませんが、恐らくはビッグ・マムとの関係性などから同年代であることが想定されます。
そうなると、やはりシャンクスの若さが際立ちます。
シャンクスはやはり後から四皇となったのではないでしょうか。1巻など東の海編では明らかに四皇の雰囲気は感じさせません。
四皇はロジャー死後誕生したといわれています。
ロジャーの処刑は24年ほど前ですから、当時シャンクスは15歳ほど。四皇どころか赤髪海賊団についても結成しているかどうかという時期ではないでしょうか。
0世代と呼ばれるロジャー全盛期のころは以下の4人が覇権を握っていました。
- ゴール・D・ロジャー
- エドワード・ニューゲート
- シキ
- ビッグ・マム
しかし、シキはロジャー処刑の前後インペルダウン→メルヴィユ島と第一線からは退いています。するとここにカイドウを加えたとしても1人分の枠があまります。
ここには誰が入っていたのでしょうか。
可能性として考えられるのは以下のパターンです。
- シャンクスが四皇になる前は三皇だった
- ロックスという海賊がいた
作者扉絵でシャンクスがバギーと花札をしている様子を描写しており、シャンクスが「四光」という役をつくっていることで、のちの「四皇」となることを示唆しています。

ワンピース 86巻 第862話
花札には「三光」という役もあり、とするならば「三皇」という存在もありえるかもしれません。
ちなみには「四光」に雨を加えた「雨四光」、「五光」があります。例えるなら四皇とルフィの今の状態は「雨四光」で、今後「五光」に向かっているといったところでしょうか。
また、未だ謎の多い「ロックス海賊団」も気になるところです。このロックスが人物名でなおかつ存命であったらロックスがかつての四皇だった可能性もあるでしょう。
しかし、ロックス海賊団の全盛期はロジャー海賊団より前だったとされています。
個人的には結論として、
「シャンクスの前任はおらず、それまでは三皇だった」説が有力ではないかと考えています。
ただ、この扉絵は読者から「花札をしているバギーとシャンクス」というお題があったそうなので、最初から花札の役を作中に取り入れる考えが作者にあったかはわかりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
旧四皇のなかでも1人だけ若いシャンクス。かなり謎の多い人物でもありますが、そんなシャンクスは一体どのような経緯で四皇となったのでしょうか。また前任者はいたのでしょうか。
今後、シャンクスの秘密が明らかとなるのが楽しみですね。