今回のテーマは「ゼフ」についてです。
サンジの命の恩人でもあり、かつてはクック海賊団として活躍していたゼフですが、実際の強さはどれほどなのでしょうか。
今回は、グランドラインから無傷で帰還できたその理由も予想してみたいと思います。
ゼフとは?


東の海(イーストブルー)にある海上レストラン「バラティエ」のオーナーで料理長です。
麦わらの一味の料理人で戦闘員であるサンジに料理と足を用いた戦闘を教えた師匠であり父親のような存在です。
サンジと出会う前は、「赫足のゼフ」という異名をもつ足技を使う海賊で、クック海賊団の船長をしていました。また、偉大なる航路(グランドライン)を1年間航海したにも関わらず無傷で生還を果たした人物でもあります。
クック海賊団としてサンジの乗船していた客船を襲っていた最中に、サンジとともに海に落下し、無人島で85日間過ごします。その際に食料をすべてサンジに渡し、自身の足を食べることで生き延びました。そのため、現在はその足は義足となっています。
最近では扉絵連載での登場が多く、そのほとんどがサンジの指名手配所や麦わらの一味のニュースについてのリアクションを描いたシーンですが、ゼフに関してはこれからもストーリーの本筋でその名前が挙がるのではないかと予想しています。
特に、クリークのいう「グランドラインから無傷で帰還した」というその過去や、「グランドラインでオールブルーの可能性を見た」というゼフの発言の詳細が、未だ明らかとなっていないためです。
今後、ストーリーが展開するにつれ、この2点についても明らかとなっていくのではないでしょうか。
強さは?


ゼフは、悪魔の実の能力は有しておらず、覇気に関しても詳細が明らかにはなっていません。しかし、以下の点からも武装色の覇気を会得している可能性は高いのではないでしょうか。
- グランドラインから無傷で生還している
- 蹴りで岩盤を砕き、鋼鉄にも足形を残すことができる
- ミホークの存在を知っており、登場した際も動じなかった
覇王色に関してはわかりませんが、油断していたとはいえ、クリークの部下ギンに義足を折られたり、ルフィのせいで店に飛んできた大砲をまともに喰らっていたことを考えると、見聞色は会得していないように思えます。
また、気になる懸賞金額についても不明のままですが、おそらく5000万ベリー以上は確実で、億クラスであると予想する人も多い様です。
しかし、スナスナの実の能力者、サー・クロコダイルが8000万ベリーどまりであるため、悪魔の実の能力を持たないゼフがどれほどの実力を有しているかについて、読者の間でも予想が難しいようで、様々な憶測が飛び交っています。
当ブログでも以前ゼフを紹介した際には億クラスであることは間違いない、と予想をしていましたが、改めて考えてみると、ゼフが「武装色の覇気を会得しているかどうか」で大きく変わってくるのではないでしょうか。
ゼフが武装色を会得していればクロコダイルなどの能力者たちにも打ち勝つことはできるでしょうが、会得していなければまったく歯が立たないはずです。
かつて名の通った海賊であったことや、グランドラインから無傷で帰還したことを考えると、「武装色を会得しており」「クロコダイル以上の実力を持ち、億クラスの懸賞金額である」可能性はかなり高いですが、実際のところはどうなのでしょうか。
グランドラインから無傷で帰ってこれた理由は?


ゼフが強いとされる理由で必ず挙げられるのが「グランドラインから無傷で帰還した」という点です。
しかも、その期間も1年と、ある程度の期間航海をしていたことが分かっています。億クラスの賞金首である超新星・最悪の世代も、初登場時は無傷でしたが、いまや大きな傷を負っています。そのことからも、「無傷」での帰還がどれだけすごいことかがわかります。
しかし、無傷で帰還できた理由は、ただ単純に強かったというわけではなく、「引き際の良さ」「無駄に争わない」といった冷静さを持ち合わせた海賊であったからではないでしょうか。それらはゼフの血の気の多い人物に対する呆れのようなセリフからも読み取れます。
また、作中でクリークが述べたように、グランドラインをどう航海すればよいのか、「正しい情報をどれだけもっているのか」ということも大きく関わってくるのではないでしょうか。
そのため、以下のようなことも考えられます。
- 元ロックス海賊団だった
- 元ロジャー海賊団だった
ゼフが船長を務めていたクック海賊団は、おそらく、ゼフが53~55歳ごろにグランドラインからでてきたものと推測されます。
ロジャーは処刑された24年前53歳で、当時のゼフは30歳前後。年齢差から、初期メンバーであるとは考えにくいですが、ロジャー海賊団の現役クルーであったとしてもおかしくはありません。
また、ロックスが活躍していた40年前に、ゼフが13~15歳であると考えると、バギーやシャンクスのように見習いであった可能性もあります。
以前、当ブログでも予想しているとおり、ゼフが「グランドラインにオールブルーの可能性を見た」ことからも、個人的にはゼフはグランドラインを制覇している「元ロジャー海賊団」で、その経験からクック海賊団としてもグランドラインで順調に航海ができ、また「引き際の良さ」や「無駄に争わない」スタイルのため、無傷で帰還することができたのではないかと考えています。
嵐に巻き込まれたクック海賊団のクルーについて、ゼフが「おそらくみんな死んだ」と悲観的であったことからも、クルーの戦闘力や生命力がそこまで高いものであるとは思えませんので、やはり「ゼフのグランドラインについての情報量」が大きなカギとなったのではないかと考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
その過去が気になるゼフですが、今後もその名前がどこかであがりそうな気がしますね。
彼はどうしてグランドラインから無傷で帰還できたのか、なぜグランドラインを制覇しなかったのか、そしてオールブルーの可能性をどこで感じたのか。
まだまだ明らかにされていないことがたくさんありますね。