今回のテーマは、「白ひげ(エドワード・ニューゲート)の妻子」についてです。
家族を求めていたはずの白ひげは、なぜ自分の妻子を持たなかったのでしょうか。
当ブログでも紹介した白ひげの息子と名乗る、「エドワード・ウィーブル」そしてその母親の「ミス・バッキン」についてなども、併せて振り返ります。
白ひげ(エドワード・ニューゲート)とは?


世界最強の男と言われる白ひげ海賊団 船長です。また、かつての四皇でもありました。
懸賞金は不明。
元は超人系悪魔の実「グラグラの実」の能力者で、「振動」を操り、地震を発生させることができました。グラグラの実は、超人系悪魔の実の中でも、最強クラスの攻撃力を有します。
登場時から、高齢かつ、病に侵されていましたが、エースを助けるために向かったマリンフォード頂上決戦で、赤犬(サカズキ)に重傷を負わされ、最終的には黒ひげ海賊団の一斉攻撃を受けたことにより、仁王立ちの状態でその生涯を終えました。
白ひげは作中で、妻や子供について言及することはありませんでした。しかし、船員であったマルコも、息子と名乗る「エドワード・ウィーブル」、そしてその母親と名乗る「ミス・バッキン」の存在について「男女の事だ…何とも言えねェが…」と発言しています。
つまり、以下のようなことが考えられるのではないでしょうか。
- マルコら船員が知らない妻や子の存在はありえなくはない
- 船員らが知る限りでは公にされた妻や子はいない
マルコは45歳で、早くから船に乗っていたとしても10歳を下回ることがないでしょうから、白ひげに子供がいたとしたら35年以上前である可能性が高いでしょう。
ちょうどそのころ白ひげは30代半ばのため、子を持っていたとしてもなんらおかしくはありません。
しかし、子がいたとすれば白ひげ海賊団の誰かが知っているはずですから、白ひげ自身が子の存在を知らないという可能性もあります。
白ひげの家族は?


作中では、白ひげの家族は白ひげ海賊団であるとされています。白ひげ海賊団は、世界最強の海賊団と呼ばれていた海賊団です。
白ひげは船員たちを「息子」とよび、また船員たちも、白ひげを「親父」とよびます。白ひげは若いころから、「家族」を求めており、自身の海賊団で新しい「家族」を手に入れたといえます。
海賊団には、ゴール・D・ロジャーの時代から戦ってきた、強者たちが多く在籍していました。船員は約1600名、16部隊に分かれており、また43の海賊団が傘下にいるため、総勢5万人ともいわれます。
白ひげは、なぜ船員を息子とよび、実際には妻や子をもたなかったのでしょうか。考えられる理由を以下に挙げてみました。
・子ができない体だった
・妻子を失うのが怖かった
・家族の形にこだわらなかった
・かつて妻子がいたが悲しい結果となった
個人的にはいずれもありえる説だと考えています。
子ができない代わりに船員たちを息子とし、愛していたということもありえますし、船員という家族ができたことで満足し、血のつながりは求めていなかったこともありえるでしょう。
また、白ひげの家族ともなると、妻も子も狙われてしまいますし、航海に連れ出せばそれだけ危険も伴うでしょう。船員であればある程度の戦闘力がありますから、その心配はありません。
エドワード・ウィーブルとミス・バッキンは?


王下七武海の1人で白ひげ(エドワード・ニューゲート)の息子だと自称しています。
母親であるミス・パッキンに吹き込まれたがゆえに白ひげの息子であると信じ込んでいますが、ひげが白いだけで他に共通点はなく、ろれつがまわっていないなど頭もあまりよくないため、白ひげ海賊団の残党メンバーは信じていません。
白ひげを父親と信じて疑わないため、その死亡の原因となった黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)を敵としています。また、かなりの巨体で、全身傷だらけなのが特徴です。
懸賞金は元4億8000万ベリーです。
そして、気になる悪魔の実の能力については現在あきらかにされていません。戦闘スタイルは白ひげと同じく薙刀を扱い、その強さだけは白ひげにひけをとりません。
王下七武海に加盟後は、ミス・パッキンに誘導される形で白ひげ海賊団傘下の海賊たちと戦い、結果16名の船長を倒しています。
現在、ウィーブルの悪魔の実の能力については明らかにされていません。ただ、純粋な戦闘能力のみでいうと、かなり強いといえます。
気になるのがその頭の悪そうな雰囲気です。ウィーブルは首や手足などにぐるりと一周した「縫い傷」が目立ちます。「巨体」「縫い傷」ときて連想されるのはやはり、スリラーバーク編の「オーズ」でしょう。もしかすると、ウィーブルも体と心にそれぞれ別の存在が掛け合わさっているのかもしれません。
到底、白ひげの息子とは思えないウィーブル。しかし、その強さは黄猿に「まるで、若いころの白ひげのように…」とまで言わせてしまうほどです。
そのため、「過去に息子は生まれはしたものの、死んでしまい、その肉体を母であるミス・パッキンがオーズのようにゲッコー・モリアなどの能力者によって、蘇らせた」可能性もなきにしもあらずというところです。現に、ミス・パッキンは白ひげと同じ船に乗船していたようですから、たとえ母親でないにしろ、白ひげの子に関する情報を得ていた可能性はあります。
SBSでも作者はこう答えていますから、今は隠されたウィーブルの秘密が、後々明らかにされることは確かでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
個人的には白ひげは、家族を欲していたが、それは血のつながりではなく、船長と船員という絆によってまかなわれていたのではないかと考えています。
そのため、白ひげには妻そして子はいない可能性がかなり高いですが、もし存在するのであれば、「エドワード・ウィーブル」がそれにあたるのではないでしょうか。
しかし、似ても似つかぬその雰囲気や言動から、肉体のみが白ひげの子のものであり、中身は違う人物であることが想定されます。
今後、明らかにされるであろう白ひげとウィーブルの関係ですが、事実が明らかにされるのが楽しみですね。