しばらくとんと出番のすぐないウソップ。
ワノ国編ではルフィ達と離れていることもあり、
あまり触れられないですね。
連載当初は彼の名のとおりの「嘘」が、
戦いにも役立っていましたが、
最近はその嘘をつくシーンですらあまり見ないような…。


今回は、ウソップのついた嘘が実現したという伏線について、
代表的なものを3個まとめてみました。
「海賊が攻めてきたぞーっ!!」


海賊が攻めてくる!
と、繰り返し村人をだまし、驚かせていたウソップが、
本当に危険を知らせに走ったその時に、
信用されないというエピソード。
童話のオオカミ少年を連想させますね。ウソップという名も、オオカミ少年がイソップ童話であることからつけられたのでしょうか。
それにしても、自分を信用していない村人の安心を守るため、
戦い、ボロボロになっても、
海賊が来たという事実を、自分の嘘としてつきとおした姿は素敵でしたね。
「あのフンのでかさ…大陸と間違えて上陸しちまった」


これも、わりと初期の頃に回収された伏線なので、
「ああ!」と思い出される方も多いかもしれません。
両親を失ったカヤを元気づけるために、
毎日ついていた嘘の冒険話の1つです。
航海中「大陸だと思って上陸したら、巨大金魚のフンだった」という話をしていますが、
後のリトルガーデン編では、巨大な金魚が登場。
巨人海賊団のドリーとブロギーは、その金魚を前に、
過去に「大陸と間違えて上陸したのが、巨大金魚のフンだった」
という話をし始めるのです。
さらに、その金魚を、「切り身にして小人の国に運んだ」とカヤに話ますが…。
皆さんお分かりですね。後に、小人の国も登場するわけです。
「手配書の3000万ベリーは俺の後頭部に…」


アーロンパーク編では、
ルフィが、魚人アーロンを倒し、
初めての手配書が出されました。
その懸賞金の額「3000万ベリー」
この手配書にはちらっと、ウソップの後頭部が写っており、
ウソップは、この手配書を手に、
「ちまたじゃ手配書の3000万ベリーは、おれの後頭部にかかってんじゃねェかって噂で持ち切りだ」
と、いう嘘をつきます。
そして、エニエス・ロビー編では、
ウソップ=そげキングに3000万の懸賞金が実際にかけられるのです。
そしていまや、懸賞金の額は2億ベリー。
ゾロ・サンジに次ぐ懸賞額で、
他のロビンやフランキーより高いのですから、すごいですよね。
まとめ


ワンピースの正体を知っているレイリーに質問しようとして、
ルフィに怒られたウソップ。
ウソップらしく、
「そうだおれ!!"ワンピースについて知ったら死ぬ病"だったァ!!」
と、ごまかします。
当初は、ウソップらしい適当すぎる嘘なのかと考えていましたが、
実は、ウソップは「死」にまつわる発言を数度、嘘抜きでしています。
「無人島で一人、死の瞬間をむかえたとしても…
おれはおれの人生を誇りこう言って死ぬのだ!!
おれは"勇敢なる海野戦士"ウソップだ!!」
「もしおれが死んだ時は!!ノーランドの横に銅像を建てろ!!」
だからこそ、ささやかれる噂ですが、
彼には生き残って、ラストではカヤに実現した冒険の話を、
ぜひ伝えていってほしいですね。

