今回のテーマは、「過去に登場した子供たちの現在」についてです。
シェルズタウンでゾロにおにぎりを差し入れしたリカちゃんをはじめ、作中に登場した子供たちは2年がたち、どのように成長したのでしょうか。
子供たちの現在について調べてみました。
リカ(東の海編)


東の海(イーストブルー)にあるシェルズタウンに住む少女です。
ヘルメッポの飼っていたオオカミに襲われそうになったところを、ロロノア・ゾロに助けられます。ロロノア・ゾロはその件によって海軍に捕まり、「磔にされて飲まず食わずで1ヵ月過ごせれば解放する」という条件で磔にされていました。
そこにモンキー・D・ルフィが現れ、結果的に仲間となるのですが、その磔にされている最中にリカちゃんはおにぎりを持参したのでした。
しかし、そのおにぎりはヘルメッポによって奪いとられ、さらには砂糖をまぶしてあったことから地面へと捨てられてしまいます。

ワンピース 1巻 第3話
ゾロはその地面に落ちて泥だらけになったおにぎりを残らず食べ、それを見たルフィはゾロを気に入るという、「ゾロの人柄」と、ルフィが「ゾロを仲間にしたいと強く思ったきっかけ」が描かれている印象的なシーンだといえます。
その後のリカちゃんは、なんと海軍で働いています。とはいっても、海兵ではなく給仕見習いとしてですが。

ワンピース 63巻 616話
扉絵連載で明らかとなったリカちゃんの給仕見習い姿ですが、さぞかしおにぎりが大好評なのかと思いきや、1番人気は「甘口カレー」なのだそうです。
たまねぎ・にんじん・ピーマン(東の海編)


東の海(イーストブルー)にあるシロップ村に住む少年たちです。
元はウソップとともに「ウソップ海賊団」を名乗っていましたが、ウソップが麦わらの一味として村を旅立ったあとは「ウソップ自警団」を名乗っています。

ワンピース 5巻 第39話
たまねぎ・にんじん・ピーマンともに当時9歳で、現在は11歳となっています。
ウソップ海賊団では主にいたずらなどをしていましたが、カヤがクラハドール率いるクロネコ海賊団に襲われたときは身を挺して守るなど、幼いながらにその正義感と勇気を奮い立たせていました。
また、この3人の存在により、一見嘘つきで臆病者であるウソップの「本当の人柄」がよくわかりました。
これまでの扉絵では、医大に通うカヤを護衛したり、ウソップに懸賞金が掛けられたことに喜んで走り回る姿が描かれていましたが、一番直近の扉絵では成長し、どこか落ち着いた様子がうかがえます。

ワンピース 63巻 第621話
それぞれ「酒場の店主」「大工の棟梁」「小説家」になることを夢見ている3人。まだ11歳のため、夢が叶うには早すぎますが、10~20年後の世界が描かれるようなことがあれば、もしかするとその夢が叶っている様子を見ることができるかもしれませんね。
チャボ(アーロンパーク編)


東の海(イーストブルー)にあるゴサの街出身の少年です。

ワンピース 8巻 第69話
アーロン一味に街を壊滅させられ、また父親を殺されました。その仇を討つため、アーロンパークへ一人乗り込みますが、ナミによって門前払いされてしまいます。
ちなみにその後、ウソップを鼻の形から魚人と勘違いし、襲おうとしていました。
チャボという存在によって、ゴサの街での出来事がココヤシ村に伝えられたほか、ゴサで生き残った人らが呼び寄せた海軍が一瞬で壊滅させられるなど、「アーロン一味の強さ」がより際立ち、またアーロン一味における「ナミの立ち位置や隠された秘密」が明らかとなりました。
アーロン一味がルフィら麦わらの一味によって壊滅したあとは、母親の元に戻ったものとされています。
その後については、扉絵連載でノジコのミカン畑で働いている様子が描かれています。

ワンピース 64巻 第629話
ゴサの街から母親とともに引っ越してきたのか、はたまた働いているのではなく、手伝っているだけなのか等、詳細については明らかにされていませんが、ゴサの復興には相当な時間がかかるでしょうから、母親とともにココヤシ村に越してきて、ノジコとともに働いているという可能性が高いかと思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
東の海(イーストブルー)の子供たち中心となってしまいましたが、ウォーターセブン編で登場したチムニーも、日曜日は海列車の車掌を務めている様子などが描かれています。
ワンピースには様々な少年・少女も登場していますが、その後どうなったかについて知るのも楽しいですね。