今回のテーマは「Mr.2 ボンクレー」についてです。
オカマキャラであるMr.2ですが、恋愛対象が女性であるような雰囲気も漂わせており、「女性になりたい」というわけではなさそうです。
Mr.2とは一体どのような存在なのでしょうか?
Mr.2 ボンクレー(ベンサム)とは?


アラバスタ編で登場した、秘密結社「バロックワークス」のエージェントです。ルフィ達とは当初、敵対関係でしたが、のちに意気投合します。
超人系(パラミシア)悪魔の実 「マネマネの実の能力者」で、右手で他人の顔に触れるとその人物をコピーでき、左手で解除ができます。
アラバスタ編では所属していたバロックワークスの一味を海軍から逃がすも、そのせいで海軍にとらえられ、のちに扉絵連載で、インペルダウンに投獄されます。
そして、ルフィとインペルダウンで再会、脱獄を手伝いますが、ルフィ達を逃がすために、再び囮となり。マゼランに戦いを挑んだところで生死不明となっていましたが、扉絵連載でニューカマー王国の新女王として、インペルダウンで今も生きていることが確認されています。
恋愛対象は女性?


現実世界でも「オネエ」と呼ばれたり、「オカマ」を自称される方はたくさんいますが、同じオネエやオカマとされる人たちのなかでもそれぞれ性自認が違えば、恋愛対象となる性別も違うようです。
体と心の性別が一致せず、はたからみれば「男装」「女装」と判断されてしまうこともある、「性同一性障害」の方もいれば、例えばタレントのマツコ・デラックスさんや一部のドラァグクイーンのようにお仕事の時だけ「女性の姿」をする方もいます。
性自認に関しても、「男」「女」どちらになりたいというわけではなく、あくまで「中性」「ユニセックス」な存在でありたいという人もいるようです。
Mr.2に関しても、男性よりも女性が好きなのかな…?と思わせるシーンがあります。
それが、ビビをみたときのMr.2のセリフです。
「あーら超好み」
「たべちゃいたい」
Mr.2が男性に対してどう思っているのかはわかりませんが、少なくとも「女性だからといって好きにはならない」というわけではなさそうです。
つまりは「男性女性どちらも好き」「女性が好き」どちらかである可能性が高いと思われます。
個人的には、数多くの男性キャラクターが登場してきたなか、ビビのように興味を示しているようなシーンがなかったことからも「女性が好き」なのではないかと考えています。
女性になりたいわけじゃない?


Mr.2は「オカマ」と自称しながらも、時折男性的な喋り方や考え方が全面的にでることがあります。そのため中身も男性よりのように感じます。
例えば、ドフラミンゴの部下であるデリンジャーは、性自認などはわかりませんが、男性でありながら、ハイヒールを履いていたり、言葉遣いももっと女性よりです。
そしてもう一人、エンポリオ・イワンコフも、超人系(パラミシア)悪魔の実「ホルホルの実」の能力者のため、どちらの性別が本来の性別かはわかりませんが、(カマバッカ王国女王だからやはり男性だとは思いますが)その服装やメイクなどはMr.2に比べてもっと女性的です。
デリンジャー・イワンコフ・Mr.2と比べると、Mr.2はやはりイワンコフのようなドラァグクイーンよりの印象を受けます。
ドラァグクイーンは本来、同性愛者や両性愛者である男性がほとんどであったそうですが、現在では、異性愛者や女性がなることもあるそうです。
また、オカマバーで働く男性がプライベートでは男性の姿で、女性と結婚しているという「オカマとしての自分」「本来の自分」という二つの面を持っているパターンもよくあるそうです。
そのため、Mr.2は自分のスタイルとして「オカマ」という選択をしているものの、性自認は男性で、恋愛対象も女性である可能性が高いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
様々なキャラクターが登場するワンピースですが、いろいろと自主規制や配慮が必要となっているなか、「オカマ」などといったセンシティブなワードにも、少しドキドキしてしまいますね。
それでも、ワンピースが受け入れられているのは、それらを個性としてそのほかのキャラクターたちが否定することなく受け止めているからではないでしょうか。(ツッコミはたびたび起こりますが)
これからも、どんどん個性的なキャラクターが登場してきてほしいものですね。