今回のテーマは「ウォーターセブン編でモデルとなった街」です。
フランキーとの出会いや、エニエス・ロビーでのニコ・ロビンをめぐる戦いなど、麦わらの一味の絆が深まったウォーターセブン編ですが、モデルとなった街はあるのでしょうか。
ウォーターセブン編とは?


ウォーターセブン編は、単行本でいうと32巻~46巻あたりを指します。また、細分化すると以下の様になります。
- ロングリングロングランド編
- ウォーターセブン編
- エニエス・ロビー編
ロングリングロングランドでは、フォクシー海賊団とのデービーバックファイトが行われ、ウォーターセブンでは船大工のフランキーの仲間入り・古代兵器プルトンの設計図の存在・CP9との対面などといったトピックスがありましたね。
また、エニエス・ロビー編ではそのCP9とニコ・ロビンをめぐる戦いが繰り広げられ、これまで距離のあった麦わらの一味とニコ・ロビンがぐっと近づいたことが印象的でした。
ロングリングロングランド


ロングリングロングランド編では、フォクシー海賊団と出会う前に、トンジットという遊牧民のおじさんが登場します。

ワンピース 32巻 第304話
トンジットは、竹馬にのっていたため、本来島を移動しなければならない時期に取り残されてしまったそうです。そんな、トンジットが住んでいたのが以下のような住居です。

ワンピース 32巻 第304話
これは、モンゴルの移動式住居「ゲル」のように見えます。トンジットも遊牧民で移動をするそうですから、ロングリングロングランドのモデルは「モンゴル」なのではないでしょうか。
住居の中の描写もあり、ゲルと同じく竹のような素材を骨組みに利用していたため、モンゴルがモデルである可能性は、かなり高いと思われます。
ウォーターセブン


ウォーターセブンは街中に水路が巡らされており、ブルと呼ばれる動物が引く小舟によって移動します。

ワンピース 34巻 第324話
イタリアのベネチアも同じように小舟で移動をしますが、ブルのように動物にひかせるというわけではなく、船頭が乗船客を乗せ、決まったルートを進むといったようなものがほとんどです。
また、作中では、CP9が素性を隠すために仮面で仮装する人に紛れていました。

ワンピース 34巻 第325話
これは、ベネチアで毎年2月に行われる仮面をつけるお祭り、「ベネチア・カーニバル」をモチーフにしているものとみられます。戦争に勝利したことを祝うことから始まったお祭りで、今や約300万人が参加する巨大なお祭りとなっています。
また、ウォーターセブンでおこる高潮「アクア・ラグナ」についても、実際にベネチアで起こる高潮「アクア・アルタ」がモデルだとされています。
エニエス・ロビー


ニコ・ロビンがCP9に連行されたのが、「エニエス・ロビー」でした。「司法の島」ともよばれ、世界政府直轄の裁判所があります。
ここへ連行された者は名ばかりの裁判によって、海底監獄「インペルダウン」もしくは「海軍本部」へ連行されます。
作中ではここからニコ・ロビンを麦わらの一味が救いだし、またニコ・ロビンが麦わらの一味に助けを求めたことでそれまでにあった両者間の距離がぐっと縮まりました。

ワンピース 39巻 第376話
モデルとしての根拠は弱いかもしれませんが、ネットではフランスの「モン・サン・ミッシェル」がモデルではないかと噂されています。
確かに、雰囲気や海に囲まれているところは似ているかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ワンピースでは、モデルの地を明確にしているところもあれば、そうでないところもあり、ここではないか、あそこではないかと予想するのも楽しいですね。